ブックキュレーター絵本作家 やまもとななこ
元気がわいてくる絵本
だれかを励ましたいときや、自分のやる気を奮い立たせたいときの薬を処方するように選んだ5冊。大人にも子どもにもそれぞれの壁がやってくる。そんな時、この本を開けばきっと、立ちむかうきもちになれるはず!
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はしれ、きかんしゃちからあし
小風 さち(文) , 藍澤 ミミ子(絵)
黒くて大きな機関車がごっとんごっとん、「ぼぉーーーっ!」と煙を吐き出して、どっどっどっどっと石炭を燃やして走る姿。登場人物が全員すがすがしくて誠実なところがきもちいい。大きな困難を越えていく「ちからあし」の姿に励まされて、心が洗われてピカピカになる作品です。
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モチモチの木
斎藤 隆介(作) , 滝平 二郎(絵)
弱虫の豆太が、じさまのために真っ暗な夜を無我夢中で走っていしゃさまのところへ行くなんて。子どもがなにかを乗り越える瞬間を絵本のなかに閉じ込めた作品。「霜月二十日のウシミツ」の月を、読者の意見で修正したというエピソードも好きです。
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ヤマネコ毛布
山福 朱実(作・画)
旅に出ると決意したヤマネコと、ヤマネコを見送る森の動物たちの、思い出とやさしさが詰まった絵本。『ヤマネコ いっちゃうのね。しあわせに。しあわせに。』というチョウチョの祈りがキラキラ輝いて見えます。巻末の付録には参りました。
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はっきょいどーん
やまもと ななこ(作)
0歳から100歳以上の方まで、一緒になって読める(と自負する)、相撲の大一番を体感できる絵本。小さな明の海が挑むのは、最強の横綱「武留道山(ぶるどうざん)」。明の海は小さくても「ぜったいにまけるもんか」という強い気持ちで土俵に上がります。勝負の結果は・・・。
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うちゅうの目 まど・みちお詩集
まど みちお(詩) , 奈良 美智(写真) , 川内 倫子(写真) , 長野 陽一(写真) , 梶井 照陰(写真)
世界は美しく儚いのだと、自分の周りにあるものを再発見できる本。水たまりに映る空、けしゴムがカスになったあとに残る美しい言葉。そしてなにより、自分のいる場所に自分以外のものがかさなることができないのだと「自分の存在」を発見して呆然としちゃう詩集です。「いる」ってだけで、すばらしいんだなぁ。
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ブックキュレーター
絵本作家 やまもとななこ1976年、東京都生まれ。桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻卒。劇団で自作の戯曲を上演するなどの活動の後、絵本創作を志す。「パレットクラブスクール絵本コース」を経て、絵本ワークショップ「chabooks(チャブックス)」に参加。大好きな相撲を題材にした作品に取り組む。好きな相撲の決まり手は、土俵際で相手を投げて逆転する「うっちゃり」。
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