ブックキュレーターhonto編集員
のぞき見みたいでドキドキ!愛する人への想いに胸がときめく作家のラブレター
メールやSNSがない時代の、愛する人への想いがギュッと詰め込まれた、作家のラブレターが読める本を集めました。ドキッとするほどストレートだったり、いじらしいほど回りくどかったりと伝え方はさまざまですが、どれも個性的で情熱的。ただいま恋愛休業中という方も、胸のときめきが抑えきれず、すぐに恋をしたくなるかもしれません。
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島尾敏雄・ミホ愛の往復書簡
島尾敏雄(著) , 島尾ミホ(著)
第二次大戦下の加計呂麻島で出会った、特攻隊長・島尾敏雄と国民学校教師の大平ミホ。やがて結婚し、作家となる2人の往復書簡集です。『今夜どうしても逢ひたくてたまりません』と夜の浜辺に誘う敏雄。彼に特攻命令が下るや、自らも死を決意するミホ。恋の喜びと死の予感で揺れ動く若い2人の心情が切実に迫ってきます。
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向田邦子の恋文
向田 和子(著)
死後20年を経て公開された向田邦子のラブレターの相手は、13歳年上の妻子あるカメラマン。いわゆる愛情表現はなく、仕事の悩みや食事のメニューなど日常の些事ばかりですが、時折見せるお茶目な一面や、『みかん大いに食べるべし』『手袋忘れないでね』といった細やかな気遣いに、愛情の深さがしみじみと感じられます。
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谷崎潤一郎の恋文 松子・重子姉妹との書簡集
谷崎 潤一郎(著) , 谷崎 松子(著) , 渡辺 重子(著) , 千葉 俊二(編)
谷崎潤一郎が、彼の3番目の妻にして生涯の伴侶となった松子へ送ったラブレターが収められています。年下の松子を「ご主人様」、彼女への従順さを示すために自らを「順市」と呼び、『御気に召しますまで御いぢめ下さいまし』と懇願する谷崎。恋愛感情をはるかに超えた、崇拝に近い想いが赤裸々に綴られています。
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ミレナへの手紙
カフカ(著) , 池内 紀(訳)
結婚を目前に控えながら、カフカはカフェで出会った13歳下のミレナに恋してしまいます。相手も夫のいる身。しかし、恋の高まりとともに手紙の数は増え、やがて1日3通ものやりとりへと発展してゆきます。『きみはぼくのもの』と率直に想いを打ち明け、たまに手紙が来ないと不安であたふたするカフカに胸キュン必至です。
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