自分と他者と人工知能本!?とコミュニケーションしたくなる本

日本人著者による本邦初公開の日本人と世界の人に向けた微表情活用書。本書は、微表情――抑制された感情の現れ――を察することを通じて相手が真に求めていることを理解するコツを教えてくれます。相手の気持ちを適切に理解するとはどういうことかを知りたい方、多彩な感情世界の彩を楽しみたい方にピッタリな一冊です。

声のみから、感情や思考過程だけでなく、身長・体重・年齢・顔の形・病気の有無までわかる。さらに眉をひそめるたり瞬きが多くなると不安定な声になり、眉を上げれば明るい声になる。本書はそんな声の魅力と不思議について教えてくれます。自他の声に冷静かつ真剣に耳を傾けたくなる一冊です。

アドバイス・評価・否定・分析・自分の話・・・etc.これらは人の話を聞いていて、良かれと思って、あるいは無意識に、はたまた優越感を抱くために、やってしまいがちなことです。本書はこうした自分が知らずに作ってしまう相手との壁を取っ払い、相手、そして自分の本音に気づく方法を教えてくれる本です。

科学理論だけでは説明しきれない「外姿力（がいしりょく：人物の人となり、魅力、『運気』が外見に反映している姿を意味する著者のことば）」の高め方を筆者の膨大な経験値から得られた具体的な方法を示しながら教えてくれます。自分の体と心、そしてそれらが醸し出す空気を見定め、鍛えたい人にオススメの一冊です。

人間とコミュニケーションができる人工知能の開発が進めば進むほど、人間同士による感情を介したコミュニケーションや「非効率」なコミュニケーションの大切さが見えてくる、そんなふうに本書を読むと思えてきます。人工知能とも人間とも会話したくてなってくきます。まずは「りんな」と会話してみたらいかがでしょうか？