ブックキュレーターhonto編集員
思わず笑って、ほろりともさせられる。娘が亡き父への想いを綴ったエッセイ
亡くなったからこそ書ける、父への感謝と愛情。そんな娘から亡き父への想いがギュッとつまったエッセイを集めました。とはいえ、キレイごとばかりではありません。情けない姿や欠点など、今だから明かせる本音もポロリ。ときに笑えて、ときに涙を誘われる、魅力あふれるエッセイばかりです。
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著者の父親は芥川賞作家で、童謡『サッちゃん』の作詞も手がけた阪田寛夫。家では傍若無人に振る舞うくせに、度外れの照れ屋で、外では人前にも出られない。あげく、落ち込んでは部屋にこもり「おれはダメだ!」とうめく日々。そんな、一見父親失格ながら、実はとても家族想いだった複雑な父の姿がリアルに描かれています。
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バカボンのパパよりバカなパパ
赤塚 りえ子(著)
赤塚不二夫の娘が語る、父と過ごした日々。赤塚家の教訓は、目一杯遊んで今を楽しむこと。「バカ娘!」「バカおやじ!」と呼びあって銀玉鉄砲を撃ちあったり、一緒にゲイバーに行ったり。漫画みたいな赤塚不二夫の破天荒さにハラハラしつつ、そんな父を誰よりも想う娘の姿に「これでいいのだ!」と叫ばずにはいられません。
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父の帽子
森 茉莉(著)
著者は森鴎外の長女。着物や洋服はすべて父・鴎外が選んだものを着て、仕事から帰宅するたびに『パッパ、お話して』と膝に飛び乗る著者。鴎外の厳格なイメージからは意外な親馬鹿エピソードを交えつつ、異国の地で突然の死去の報せを受け取るまでの、まるで恋人同士のような濃密で幸福感にあふれた日々が綴られています。
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