ブックキュレーター健康社会学者 河合薫
40過ぎても「ジジイ」にならないための本
ここでいう「ジジイ」とは、中高年男性にあらず。肩書きや学歴のみで他人を判断し、店員さんには傲慢な態度をとり、「前例がない」を切り札に若手社員の提案を切り捨てる。そんな、社会の「嫌われ者」のこと――40代以降の男女が、周囲と協調し、自らも幸福を感じながらイキイキと働きつづけるには、一体何が必要でしょうか。参考になる書籍を紹介します!
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「老害」とささやかれないために必要なもの、それはSOC(首尾一貫感覚)。評価され続ける人、若手に慕われるミドルはいずれも高いSOCを持っています。本書は、日本社会を停滞させる「ジジイの壁」を分析したうえで、健康社会学の視点をもとにSOC獲得のための指南を授けています。
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頭がよくて常識のある人ほど、なぜ取り残されてしまうのか?個人の思考を縛る枷となり一方ではイノベーションの源ともなる「パラダイム」について詳説したこのロングセラーは、とくにリーダーとなる人に大きな気づきを与えるでしょう。あなたを縛る古いパラダイムに気づくかもしれません。
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経験を重ねてもおごらず学び続ける姿勢の大切さを教えてくれるのがこの名著です。誰もが知っている本ですが、意外と読んだことのある人は少ないのでは。現代語版で理解しやすく、斎藤孝氏の解説も読みどころです。
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ディルバートの法則 パーティションの視点から見たボス、会議、流行の経営理論など職場の苦痛の数々
スコット・アダムス(著) , 山崎 理仁(訳)
実は管理職になる人は無能が多い。なぜなら企業の生産性を左右するのは管理職ではなく平社員だから――こんな刺激的な見解「ディルバートの法則」が展開される漫画で、著者はMBAをとった経営者。本書に描かれるアメリカ会社員の日常に、自らを省みるきっかけが得られるかも。
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「ダメになる会社」と、「ダメになる人材」には共通点が?倒産してしまう企業の傾向が、多数の実例から導き出される本書。「変化に対応する適応力のなさが命取りに」「保身を重視した結果、周囲の信用を失う」など、個人の話に置き換えても通じる教訓がちりばめられています。
ブックキュレーター
健康社会学者 河合薫健康社会学者。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、博士課程修了。「人の働き方は環境がつくる」をテーマに学術研究に関わるとともに、講演や執筆活動を行う。『考える力を鍛える「穴あけ」勉強法』等の著書のほか、日経BPオンラインに人気連載「新・リーダー術――上司と部下の力学」。
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