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やり切れない思いで胸がいっぱいに!読後に考えさせられる東野圭吾の小説
サスペンス、本格推理、学園もの、パロディ、ファンタジーなど幅広いジャンルを手掛けている当代随一の人気作家・東野圭吾。ここでは、自己犠牲や復讐、加害者家族をテーマとし、読後にはやり切れない思いでいっぱいになる小説を集めました。物語を通していろんなことに思いを巡らせたい、そんなときにぜひ手に取ってみてください。
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さまよう刃
東野 圭吾(著)
会社員の長峰が妻を亡くしてから大切に育ててきた一人娘を、2人の少年に強姦の末に殺害されてしまいます。そして復讐の鬼となった長峰は犯人グループの1人を殺害し、もう1人の少年を追い詰めていきます。長峰の復讐は完遂されるのか・・・。少年法の意味を深く考えさせられる長編小説です。
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赤い指
東野 圭吾(著)
「加賀恭一郎」シリーズの第7弾で、子育て、嫁姑、認知症などの問題が盛り込まれています。会社員の昭夫は、息子・直巳が自宅で犯してしまった幼女殺人の罪を、最も近しい間柄のある人物に擦り付けようと画策します。息子に罪を償わせることもできない崩壊した家庭の両親、そして、それによってもたらされる顛末がひたすら哀れに思えてきます。
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手紙
東野 圭吾(著)
強盗殺人罪で服役中の兄・剛志をもつ直貴は、進学や就職などのたびに偏見や差別を受けてきました。その偏見や差別が自分の妻と娘にまで及んでいることを知った直貴は、刑務所にいる剛志に苦渋の思いで決別の手紙を送ります。複雑な加害者家族の状況を描くことで、差別はもとより「絆」とは何か?ということについて考えさせられることでしょう。
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