ブックキュレーターhonto編集員
本を通して出会い、悩み、前進し続けている本に携わる人々を描いた本
本と関わる仕事に情熱を注ぐ人たちが主役の本を紹介します。彼らに共通しているのは、本を通して人と新たに出会い、場づくりや経営に悩みながら前進している熱い生き方です。時には頑固と思えてくるほどの信念で本に関わり続ける生き方に触れるうちに、自分と本の関係を改めて見つめ直したくなってくるでしょう。
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本の夢小さな夢の本
田中 淑恵(著)
装丁家として活躍し、豆本作家でもある田中淑恵による本書には、寺山修司など、日々邁進する中で出会った人々とのエピソードが綴られます。文学少女であった著者の積極性が、本に携わる人々との出会いを生み続け、運命を切り拓いていきます。彼女の手による美しい豆本の写真の数々は、本好きなら胸の高鳴りを覚えるはずです。
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ブックカフェものがたり 本とコーヒーのある店づくり
矢部 智子(ほか著) , 今井 京助(ほか著)
9店のブックカフェ・オーナーへの取材録です。各オーナーのトライアンドエラーを、本がある空間づくりに対する愛情が支えています。ビジネスとしてやるなら生半可なカフェ好きではダメ、というカフェ・オーディネールの秋本高志の信念が心に響きます。とことん好きという情熱が生むパワーの重要さは、多くの仕事に通じることだといえるでしょう。
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はじめての手製本 製本屋さんが教える本のつくりかた
美篶堂(著) , 白井 明大(取材・文)
「美篶堂」は長野県伊那市美篶にある、一冊一冊すべて手作りの製本工場です。本書では、初心者にわかりやすく製本の過程を解説。15歳で手製本の世界に入った1代目・上島松男の本への想いが胸を打ちます。そしてその精神は、東京にある美篶堂のショップ・工房・ギャラリーで店主を務めている長女にも受け継がれていることがわかります。
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わたしのブックストア あたらしい「小さな本屋」のかたち 新編集版
北條 一浩(編・著)
個人が営んでいる「小さな本屋」のオーナーたちに、自身の店づくりにどんな想い込めているかを取材した一冊です。子ども時代に自宅での読書を許されなかったり、地道で丁寧な店舗運営で流行のめまぐるしさに反旗を翻すオーナーなどが登場します。芥川賞受賞前の又吉直樹が、読書の魅力について語ったインタビューも掲載されています。
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