ブックキュレーターエッセイスト・作家 こだま
「不器用なままでいい」と寄り添ってくれる本
思っていることを言えない、自分に自信を持てない、うまく生きられない。そんな悩みを抱える人に「不器用なままでもいいじゃない」と静かに寄り添ってくれる5冊です。どの本も自身の弱さや情けなさをとことん開示している。そして最後に自分の居場所を見つけている。それはどんな励ましよりも重みがある。
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言葉に詰まり、人前で自分の名前を言えない高校生の志乃。一見強そうに見える友達にもコンプレックスがあることを知り、いつしか一緒に乗り越えようともがく青春コミック。同じような体験が私にもあり、涙が止まらなかった。形は違っても、誰の胸にも思い当たることがひとつはあるはず。きっと「自分の物語」として届く。
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1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
せきしろ(著)
ハガキ職人として、ラジオの投稿に生活のすべてを注いだ著者の自伝的小説。ハガキひとつで笑わせられるという自負と挫折。そして存在を認められる喜び。明るくなくても、定職に就いてなくても、面白いことを書く人間が最強になれる世界がある。自分の居場所を見つけられずにいる人にすすめたい本。
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友達、恋人、親子、姉妹。女と女による23の物語。軽快な会話。ぶっ飛んだ展開。単なる感動話に着地しない。私は人付き合いが苦手で、女同士の友情を知らないまま大人になった。それがどれだけ勿体ないことだったか思い知る。いたわり合い、時にぶつかり合う。本音で向き合える相手がいるってなんて素晴らしいんだ。
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ブックキュレーター
エッセイスト・作家 こだまエッセイスト・作家。実話を元にした私小説『夫のちんぽが入らない』でデビューし、Yahoo!検索大賞を2年連続で受賞(第3回、第4回)。二作目のエッセイ『ここは、おしまいの地』で第34回講談社エッセイ賞を受賞。ほか、『いまだ、おしまいの地』、『縁もゆかりもあったのだ』など。
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