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堅苦しくなんかない!意外と身近な哲学の入門書
「本を読むのは好きだけど哲学ってなんだか堅苦しくて、近寄りがたい・・・」と感じている方は多いでしょう。しかし、哲学はあなたの身の回りのさまざまな出来事にも潜んでいます。いきなり「存在とは何か?」と問わなくても、身近な世界から哲学は始められるのです。ここでは、あなたと哲学の距離を縮められる本を紹介します。
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著者は美学を専門とする大学の先生です。しかし、大学に入るまでは生物学者を志していたとのこと。そんな経歴をもつ著者だからこそできる独特のアプローチで、「目の見えない人の世界」に分け入っていきます。「見える人」は世界のすべてを見ているわけではない。「見る」ということを根本から問い直す一冊です。
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心の哲学入門
金杉 武司(著)
「心とは何か?」そう問われたとしても、「心」があまりにも身近であるためにどう答えてよいのかわかりません。それもそのはず、「心の哲学」は現代哲学の中でも最もホットなトピックの一つです。そこにはとんでもなく刺激的な世界が広がっています。そんな現代哲学の世界へと、手とり足とり誘ってくれる良書です。
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それは私がしたことなのか 行為の哲学入門
古田 徹也(著)
手を上げようと思ったから手が上がる。こんな当たり前に思えることに疑問をもつと、「心の哲学」から「倫理」まで話題が広がります。哲学を体験してみたい人必見!懇切丁寧な解説で、予備知識なしでも「哲学をする」その醍醐味まで味わえる稀有な入門書です。
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科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる
戸田山 和久(著)
科学的説明を受け入れること。それは現代における常識です。身の回りに科学の成果が、これでもかというほどあふれています。しかし、そんな常識にもメスを入れるのが哲学者の仕事です。「科学を哲学する」ってどういうこと?そう思ったら、まず読んでほしい一冊です。
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哲学ってどんなこと? とっても短い哲学入門
トマス・ネーゲル(著) , 岡本 裕一朗(訳) , 若松 良樹(訳)
現代哲学の最前線に立つ著者による哲学の入門書です。トピックは「ことば」から「人生の意味」まで多岐にわたりますが、難解な哲学用語はありません。読者一人ひとりに語り掛けるように、身近な話題に沿って話が展開されます。何を読んでいいのかわからないけど、とにかく哲学に触れてみたい方にも一読をお勧めします。
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