ブックキュレーターhonto編集員
「わからない」から魅かれる。はじめての現代詩
共感が得られやすい表現が求められる今、反対に、安易な共感に頼らない現代詩の魅力に魅かれる人が増えています。そこで、「興味はあるけど何を読めばいいのかわからない」という方にオススメの詩集を集めました。恋愛詩、ナンセンス詩などタイプはさまざま。最初は理解できなくても、繰り返し味わえばきっとあなたも惹きこまれてしまうでしょう。
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夜空はいつでも最高密度の青色だ
最果 タヒ(著)
『誰かを憎むこと、それもポエジーだ』『愛しているって、コピーペーストみたいな言葉で心臓を守っている』。誰もが安易につながる時代に、誰ともわかりあえない感情を抱えて生きる、若者たちの内面が描かれた詩集です。主調を成すのは嫌悪、軽蔑、孤独。思春期の純粋ゆえの残酷さが、刺のようにヒリヒリと胸を刺します。
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松本圭二セレクション 第5巻 アストロノート
松本 圭二(著)
ネット上に膨大に垂れ流される薄っぺらな言葉に対し、詩人として一人戦いを挑まんと書かれた長編詩です。とはいえ内容は、詩を取り巻く状況や自身の生活に対する愚痴やボヤキ、さらに『ラアーッ!』『作戦はペロペロピーだ』などの自暴自棄ともいえる妄言で破綻寸前。詩に対する先入観をこっぱみじんに吹き飛ばす破格の一冊です。
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わたしたちの猫
文月 悠光(著)
著者が19歳からの5年間に綴った、恋にまつわる詩を集めた詩集です。『人の心には一匹の猫がいて、そのもらい手を絶えず探している』。人が人を想い、やがて離れてゆくことの不思議さ、その微細な心の動きが、ときに猫にたとえられながら瑞々しい言葉で描かれます。青春を過ぎた読者も淡い恋の感触が鮮やかによみがえるでしょう。
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吉増剛造詩集
吉増 剛造(著)
現代日本を代表する詩人の初期・中期作品をピックアップして収録した詩集です。『ぼくの眼は千の黒点に砕けてしまえ』といった鮮烈なフレーズの数々。まるで言葉がひとりでに駆け回っているかのような疾走感と躍動感。そのページからあふれ出しそうなほどのエネルギーは、読むというより「体験する」という言葉がぴったりです。
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