ブックキュレーターhonto編集員
主役は宇宙飛行士だけじゃない!宇宙へのロマンを支える人たちを描いた本
華々しい宇宙飛行士の活躍の陰には、多くの名もなき人たちの尽力があります。宇宙飛行士の家族、ロケット開発にたずさわった科学者や計算手。そんな、宇宙へのロマンを支える「裏方」たちにスポットを当てた本を紹介します。読めば宇宙へ人を送り出すことがいかに難しいかがわかり、宇宙への興味がグッと膨らむでしょう。
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宇宙開発を支えた3人の黒人女性計算手の活躍を記したノンフィクションです。舞台は人種・女性差別が激しい1940~1960年代のアメリカ。彼女たちは差別に負けず、アポロ計画への道を切り拓きます。ロケット軌道を手計算する彼女たちの能力にびっくりするでしょう。宇宙開発の歩み、その陰にあった人々の尽力を知ることができる一冊です。
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2008年に日本で10年ぶりに実施された、宇宙飛行士選抜試験に密着したドキュメントです。最終選考に残った10名を3名に絞る試験は超難関。宇宙飛行士に求められる資質は高く、試験では知識や体力に加えて、人間力も問われます。宇宙飛行士の活躍の裏に、不合格になった多くの人たちの思いがあると気づくでしょう。
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日本人女性初の宇宙飛行士・向井千秋の夫が、2人の出会いから結婚、宇宙飛行士になった妻の奮闘ぶりをユーモアたっぷりに語った一冊です。飛行訓練や選抜試験の厳しさに悩む妻について書けるのは、陰に日向に支え続けた夫だからこそ。宇宙飛行士の活躍には家族など理解者が欠かせず、多くのサポートが必要だとわかります。
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2人の天才科学者、ドイツのフォン・ブラウンとソ連のコロリョフの数奇な生涯を追った一冊です。冷戦期に宇宙開発競争の渦中を生き、時代に翻弄されながらロケット開発に邁進する2人の執念は鬼気迫るものがあります。アメリカとソ連の戦略やロケット技術の違いもわかり、当時の宇宙開発の裏側を知りたい人にもオススメです。
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