ブックキュレーターhonto編集員
堅苦しいイメージがガラリと変わります!文豪のユーモアセンスが光る短編
文豪が手掛けた文学作品は堅苦しいイメージがあって学生以来読んでいない、という方も多いことでしょう。だけど、文豪たちによる名作とされる作品にも、思わず笑ってしまうようなものがたくさん存在しています。そこでここではユーモアのセンスが光る、純文学入門にもぴったりの短編集をピックアップしました。
- 2
- お気に入り
- 4695
- 閲覧数
-
「走れメロス」など、太宰治が手掛けた11の短編を収録した短編集です。「畜犬談」は犬をこれでもかと忌み嫌う主人公が、なぜか犬を飼ってしまうことになるシュールなお話です。憎まれ口を叩きながらも犬を突き放せない、主人公のツンデレな姿がユーモラスに描かれています。
-
『今昔物語』『宇治拾遺物語』などの古典を新しい切り口で描いた芥川龍之介の短編集です。和尚の鼻が伸び続け、縮めるために小僧に踏まれたりと散々な「鼻」や、同僚からバカにされながらも芋粥に異常に執着する「芋粥」など、やっていることはバカバカしいのに、本人はいたって真剣というちぐはぐさが笑いを誘います。
-
自然を美化せずそのまま描写する自然主義文学を先駆けた田山花袋の中・短編集です。私小説の出発点ともいわれる「蒲団」では女性に対する愛が露骨なほど描写され、発表当時は大きな話題を呼びました。妄想の中で愛した女性を想い、失恋後に相手の女性の蒲団で泣く中年男の姿は、哀れですが滑稽でもあります。
-
「明智小五郎」シリーズの「D坂の殺人事件」や「屋根裏の散歩者」、怪奇小説の傑作「人間椅子」「地獄鏡」など6作品を収録した江戸川乱歩の魅力満載の中・短編集です。「人間椅子」では、愛した女性の肉体を感じるために自ら椅子の中に入った職人の猟奇的ながらシュールなストーリーが展開します。
-
「日本児童文学の父」とも称される小川未明による珠玉の18編が収録された一冊です。短い作品ながら、美しい日本語で紡がれる幻想的でありながら現実味をも感じる素敵な童話ばかり。「殿さまの茶わん」など、思わず笑顔になってしまうような癒し系のユーモアを感じるお話が収録されています。
![]()
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です

