ブックキュレーターhonto編集員
大きな決断を迫られたときに手に取りたい。「選択」がテーマの物語
生きている限り、毎日が取捨選択の連続です。誰とどう生きるのか?という人生の重大事から、今晩何を食べるか?といった些末な悩みまで、すべて選択によって人生は成り立っています。しかしその結果は見えづらく、時に怖気づいたり、考えることに疲れてしまうこともあるでしょう。そんなときに手助けになる、「選択」にまつわる物語を集めました。
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たったひとつの冴えたやりかた
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(著) , 浅倉 久志(訳)
こちらはSF短編集ですが、表題作では宇宙探査に出かけた勇敢な少女が直面する究極の選択が描かれます。奇妙な生命体に出会い、恐ろしい事態を知った少女がいかにして「たったひとつの冴えたやりかた」をやりとげるのか。たとえ誰かを悲しませる結果になったとしても、一番よい方法を選ぶ少女に勇気がもらえる物語です。
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プラネット・ラダー 惑う星のあなない 1
なるしま ゆり(著)
突然見知らぬ場所に連れてこられ、どの世界を滅ぼし、どの世界を生き残らせるのかを選べと迫られる主人公。人生でここまで重大な選択を迫られることは稀かと思います。しかしこの物語では選択の重大さ以上に、選択肢そのものに対する疑問を描いています。どうしようもない選択肢に頭を抱えている人にオススメです。
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結果が先にわかっていたら違う選択をした。そう考えることはあると思います。これまでどんな選択をし、現在に至ったか。そして同じような選択を続けることで、今後どうなるのかを聖霊に教えられた主人公。「生き方」という大きな選択について考えさせられ、19世紀から読み継がれている中編小説です。
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