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脅威?それとも救世主?AIについて理解を深めるための本
スマホが天気を教えてくれたり、ロボットが掃除をしてくれたり、人工知能(AI)の発達で世の中は便利で快適になってきました。ところが「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」と、天才物理学者のホーキング博士はかつて警告しています。AIは人類の脅威なのか、それとも救世主なのか。AIについて理解を深めることができる本を紹介します。
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人工知能が人類の知能を超えたとき、それはもはや「人工超知能」となります。AIを哲学的な見地から、議論することにより、これからAIが人類にどのように近づいていくのかを考えるヒントになる一冊。経済学者が書いた本なので、理系にアレルギーのある方にも理解しやすい配慮がなされています。
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人工知能は、あらゆる分野の社会機能を革新することが期待されています。今後さらなるAI化が進むと、「鉄腕アトム」のように、外見や所作などで人間と区別できない「汎用AI」が誕生する日が訪れるかもしれません。そのためにAIは、人間と同様に「心」を持つ必要があるのです。その命題を最新の研究から探っていきます。
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国民栄誉賞を受賞した天才棋士・羽生善治が、人工知能の核心に迫ります。将棋と人工知能の親和性は大変高く、羽生は20年以上前に「コンピューターがプロ棋士を負かす日」を予測していました。研究者が人工知能と人間の共存について考えているのと同様に、現代の天才も人工知能と真正面から向き合っています。
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人工知能を語る上で欠かせないのが「AI脅威論」です。本書では、私たちの生命に関わる「車」「医療」「兵器」の三つの分野に焦点を絞って、AIとの関係に迫っています。ブラックボックス化されたAIの思考回路。その暴走は人命を奪いかねません。AIが人間に牙を剥くことへの警鐘を鳴らしています。
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ロボットの心 7つの哲学物語
柴田 正良(著)
「ロボットに心を持せることができるか」をテーマにした本です。誰もが知っているネコ型ロボット「ドラえもん」には、心があると考えるのが自然。そして、人工知能の進化によるロボットの心について考えていくには、哲学的な議論がもはや欠かせません。さまざまな学問を用いた思考実験がされた、哲学書のような一冊です。
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