ブックキュレーター児童文学作家 富安陽子
富安陽子が選ぶ、ものがたりを楽しむ5冊
本屋さんの書棚に並ぶ本を見るとワクワクします。一冊一冊の本の扉の向こうにはどんな世界が待っているのだろうと胸が高鳴ります。家族旅行も楽しいのだけれど、ともに本の世界を旅する楽しさはまた格別。きっと忘れられない夏になります。
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ムーミン童話全集 2 たのしいムーミン一家
トーベ・ヤンソン(作・絵) , 山室 静(訳)
ムーミンシリーズの中でも、断トツで好きだった本です。小三の時、伯母からプレゼントされ、以来、表紙がボロボロになるまで何度となく読み返しました。アニメ版のムーミンしか知らない人にも、原作の面白さをぜひ知っていただきたいです。
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クロニクル千古の闇 1 オオカミ族の少年
ミシェル・ペイヴァー(作) , さくま ゆみこ(訳) , 酒井 駒子(画)
息子が中学生の時に「めちゃくちゃ面白いよ」と教えてくれたのが、この本。息子から本を薦められるのは初めてでしたが、読んでみたら本当に面白くて、あっという間に読了し、それから全巻を揃えました。今もわが家の愛蔵本です。
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大草原の小さな家
ローラ・インガルス・ワイルダー(作) , ガース・ウィリアムズ(画) , 恩地 三保子(訳)
アメリカの開拓時代を生きた、ローラ・インガルスとその家族の物語。生活そのものが冒険であったような時代。様々な苦難を乗りこえてたくましく生きる一家の姿は感動的です。農場の日々の随所に登場する料理のおいしそうなこと!高校時代の愛読書でした。
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人間と狐の恋を描いた“信田妻”という昔話の舞台を、現代のマンションに置き換えたファミリーファンタジーです。人間のパパと狐のママ、人間と狐の血を引く3人の子どもたち。やっかいな狐の親戚にふりまわされる信田家の毎日には、笑いと不思議がいっぱい!
ブックキュレーター
児童文学作家 富安陽子1959年東京都生まれ。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞と小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞と産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。その他に『キツネ山の夏休み』『絵物語古事記』など。
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