ブックキュレーターhonto編集員
不確実な世界に備えるために。見えない未来を見る目を養う本
医療の進歩で寿命が延び、ベーシックインカムによって働かなくても暮らせる明るい未来。反対に、人工知能に職を奪われ、人口減少で社会が縮み、異常気象と大災害で貧困にあえぐという不安な未来。どちらもありそうですが、大切なのは正しい情報を集め、考え備えることです。今をしっかりと見つめ、見えない未来に備えるための本を選びました。
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さよなら未来 エディターズ・クロニクル2010−2017
若林 恵(著)
雑誌『WIRED』日本版の元編集長が、過去7年にわたって雑誌に掲載したエッセイを厳選した書籍です。テクノロジーをキーワードに世界の未来を見つめ、ビジネスや社会、文化や音楽など、今そこにある事象に対し多様な視点を提供しています。幅広い知識と独自の観点から、起こりうる未来の予兆を探ります。
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現代を代表する知識人や第一線で活躍する実務家に、人類の未来について尋ねたインタビュー集です。社会制度、人工知能、経済・金融、都市とライフスタイル、気候変動など主要なトピックについて、示唆に富む見解に触れられます。未来社会の全体像を概観し、来るべき変化に備えるための入門書としてピッタリの一冊です。
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未来社会を描いた古典的名作です。世界は三つの全体主義的な国家に分かれ、人々は24時間監視され、政府に完全にコントロールされています。真理省で歴史の改ざんを担当するウィンストン・スミスは、人間性を失った社会に疑問を抱き始め・・・。有名な本だけど完本を読むのはちょっと大変、という人にオススメです。
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明治維新以降の日本の近代史を、科学技術の導入・発展から振り返る本です。政治や官学産の連携、国民世論などの社会事象と科学の関係を取り上げ、科学主義、経済成長主義の問題点を浮き彫りにしています。重厚なテーマながら読みやすい記述で、科学150年の歩みを振り返ることで、将来の方向性を探っています。
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日本の人口減少を切り口に、課題と未来への提言を取り上げた一冊です。11人の論客が生物学、経済学、建築学、社会学、倫理学、政治学など、それぞれの視点から独自の見解を披露しています。各執筆者の知見を並列しているため結論的総括はありませんが、さまざまな意見に触れることで視野が広がるでしょう。
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