ブックキュレーターhonto編集員
現実に疲れたら読みたい。物語が導く幻想的な世界に浸れる本
学校、職場、社会など、日々の暮らしには場所によってさまざまなルールやマナーが存在しています。それらは円滑なコミュニケーションやさまざまな成果を生み出しますが、時々窮屈に感じて疲れてしまうこともあるものです。ここではそんな日常からふっとはみ出すことのできる、幻想的な物語を紹介します。
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水銀灯が消えるまで
東 直子(著)
さびれた郊外の遊園地「コキリコ・ピクニックランド」に集まる「わけあり」の人たちを描いた、歌人・東直子の初めての小説集です。常識的な観点だけではなく、もっと根源的な視点で人と向き合うことを思い出せるでしょう。みずみずしい言葉の連なりを味わいながら、物語の世界を味わってください。
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地球にやってくるという彗星について調べるために、天文台へと向かうムーミントロールとスニフ。冷静に彗星を見つめるスナフキン、非常時に備えるムーミンパパとムーミンママ。ムーミン谷のみながとった行動と彼らが発した言葉には、変わりゆく日常に対する私たちへのメッセージが詰まっているのかもしれません。
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「すわの」さんが初めて心からやりたいと思うことを実現するまでの成長物語は、生きることの大前提として、自分という存在への祝福と無限の自由があることを思い起こさせてくれます。読み終えた時には、心身がゆるんでいるのを感じられるかもしれません。
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小川未明童話集 改版
小川 未明(著)
有名な「赤いろうそくと人魚」をはじめとする25編の短い物語です。童話というと温かく、やさしく、教訓めいたものが秘められていると思いがちですが、小川未明のそれはどこか暗く、冷たく、自分の生き方を問われるような厳しさを感じるものも多いのが特徴。大人にこそ読んでいただきたい一冊です。
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