ブックキュレーター経済記者 高井浩章
世界の面白さに通じる「窓」を探す
世界は、人間は、人生は、面白い。学校の授業が退屈なのは文部科学省と先生の責任で、君のせいじゃない。何の役に立つかわからない数学や「この21世紀になぜ」と思う古典文学にも夢中になれる奥深さがある。現国がつまらなくても「読まなきゃ人生損」という小説は実在する。無味乾燥な現代社会だって本当は面白い。読書はその「窓」を開く。
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忘れがちだが、脳はタンパク質でできた臓器だ。臓器としての脳と、運動の深い関係をさまざまな角度から解説する。学習力アップだけじゃなく、ストレスや心の病への対処法まで一生モノのノウハウが満載。まずは「脳力」を上げて、心身ともに世界を楽しむ準備体操をしよう。
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放浪の天才数学者エルデシュ
ポール・ホフマン(著) , 平石 律子(訳)
数学者の伝記は、数学の奥深さと「美」を味わえる傑作・秀作が多い。家も財産も持たず、わずかな着替えをスーツケースに詰め込んで世界を旅して史上最多の共同論文を残した伝説的な数学者エルデシュの足跡を追う本書もその1つ。強烈な変人ぶりと表裏一体の高潔さが胸を打つ。
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このタイトルは正直、正確ではない。「これを読んでから古典を読め」と改題したい。白状すると、私は学生時代、古典が大嫌いだった。「あのころ、この本に出会えていたら」と本気で思う。「なぜ古典を学ぶのか」「どう学べば良いのか」という二大疑問に、天才・橋本治が鮮やかに答える。
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おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密
高井 浩章(著)
お金や経済のことは、ややこしそうで、面倒くさそうで、大人でも敬遠しがちだ。でも、基礎を知らないまま社会に出るのは、ルールもわからずにギャンブルに参加するようなもので、危険極まりない。しかも、実は、経済は面白いのだ。青春小説好きの方も、是非ご一読を。
ブックキュレーター
経済記者 高井浩章1972年、愛知県出身。経済記者・デスクとして20年超の経験をもつ。専門分野は、株式、債券などのマーケットや資産運用ビジネス、国際ニュースなど。三姉妹の父親で、初めての単著となる『おカネの教室』は、娘に向けて7年にわたり家庭内で連載していた小説を改稿したもの。趣味はレゴブロックとスリークッション(ビリヤードの一種)。
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