なぜ？に答える名著

数十年前には存在すらしていなかった丸亀製麺が、突如として登場し、うどんという日本のローカルフードの競合がひしめく中、圧倒的なトップシェアをとるに至った非効率の極め方について、社長室秘書の著者小野正誉さんが丸亀製麺の中から具体的なエピソードと考え方をもって解き明かします。悪くない非効率もあるのです。

超一級のコンサルタント三谷宏治さんが、空気がなぜ透明なのか問うところから始まる。考え方、発想術を分かりやすく指南してくれる名著。言われるまで、空気が透明な理由など考えたこともなかったですが、この本を読むと、問いを立て、考察していくことの面白さが味わえます。

なぜ・・・という書名が増えたのは、この本のミリオンセラーの影響が大きいでしょう。公認会計士の山田真哉さんが会計の素朴な疑問をわかりやすく解説している名著。さおだけ屋さん、さすがに最近は都内では聞きませんが、子供ころはものすごくあのフレーズが気になったいましたが、この本のおかげで、その疑問が氷解しました。

安部龍太郎さんが小説だけで表現しきれなかった本能寺の裏側の仮説を小説ではない形で説明してくれます。著者自ら解説を含めて、調べたこと、持論を展開してくれるのは、歴史小説とは違った面白さがあります。明智光秀が主人公の大河ドラマもありますが、時代小説好きの人にもお勧めできる一冊です。

日本肥満学会会員でもある医者である著者が食べ過ぎのあるあるネタを医学的に解説。食後のデザートは別腹とか疲れると甘いものをを食べると言った身体に関係する仕組みとその防御策、コンビニの誘惑に負けるとか旅行に行くと食べ過ぎるのようなものは運用の仕方で乗り切る方法など実際的で実践できそうな内容です。