ブックキュレーター出版甲子園
人は脆く、故に強い──病にまつわる本
生きている限り、病気はつきまといます。それは命にかかわる危険な病のこともあれば、日々のちょっとした不調、はたまた心の病気かもしれません。そんな病によって、日常からはじき出されてしまった人々の話を集めました。逆境にこそ人は輝く、その光はきっと、あなたの心に焼き付くはずです。【選者:佐野未和(さのみわ):編集局/渉外局】
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ハーモニー 新版
伊藤 計劃(著)
21世紀後半、「健康であること」に執着した人類は、病気を放逐し、薄っぺらい優しさの名の下に均質化されていた。そんな社会に倦んだ3人の少女は、餓死という形で社会に牙を剥く。しかし、死ねたのは一人だけ。生き残ってしまった少女・霧慧トァンは、勃発した世界的混乱の中、死んだ親友の影を追う──。
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夢のカルテ
高野 和明(著) , 阪上 仁志(著)
他人の夢に入るという特殊な能力を持つカウンセラー・来生夢衣の診療所に、とある事件以来悪夢に苦しめられている麻生という刑事がやってくる。悩みながらも凶悪事件に立ち向かう麻生と、彼の心を救おうとする夢衣は次第に惹かれあっていくが・・・。幻想的でスリリングなファンタジックミステリー。
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『チームバチスタ』の著者、デビュー10年目の問題作!とんでもない医療格差が出現した未来の日本、最低水準であるランクC病院を使っていた売れない作家に、ランクA病院への潜入取材の機会が訪れる表題作、非科学的な思想が色濃い発展途上国に暮らす医師を描く『緑剥樹の下で』他、医療の光と闇を抉り出す短篇集。
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難病東大生 できないなんて、言わないで
内藤 佐和子(著)
東大に入学を果たした直後、多発性硬化症という難病を患うことになってしまった私。絶望と不安の中始まった新しい生活だが、とある転機をきっかけに、なんとビジネスコンテストで100万円を獲得して――?「諦めなければ、誰でもできる、何でもできる。」前を向く勇気をくれる、溌剌としたエッセイ。
ブックキュレーター
出版甲子園2005年設立。早稲田大学公認学生団体。学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション。応募資格は、『学生』であること。参加企画は、厳正な審査と、決勝大会におけるプレゼンバトルで競い合い、編集者の目に止まった企画は出版されます。http://spk.picaso.jp/
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