ブックキュレーターhonto編集員
酒と女と哀愁と。愛すべきダメ男たちを主人公にした本
酒におぼれる、女にだらしない、経済力は皆無・・・そんなダメ男たちを主人公にした本をセレクトしました。彼らは別段更生するわけでもなく、ずっとダメなままなのですが、読んでいるうちになぜか愛着が湧いてきます。それはもしかしたら彼らが、誰もが持っているどうしようもない部分をどっぷり凝縮して、生きてくれているからかもしれません。
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パルプ
チャールズ・ブコウスキー(著) , 柴田 元幸(訳)
アメリカの無頼派作家、チャールズ・ブコウスキーによる怪作です。主人公は酒飲みでだらしない50男の探偵ニック。稼いだ金は競馬で全部すってしまうし、事務所兼用のぼろアパートは追い出される寸前。完全なるダメ男のニックを含め登場人物は破天荒な人ばかり。まともな探偵小説に飽きてしまった方は、ぜひ読んでみてください。
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著者はドラッグと酒に溺れた奇才・中島らも。本書では自身の経験をもとに、アルコール依存症となった男の姿を描きます。友人や恋人も離れていくなかで、希望と絶望の狭間でもがき・・・。個人の意思や性質の問題だけではない、依存症の現実をシビアかつ爽やかに綴った感動作です。
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