ブックキュレーターミステリ研究家 阿井幸作
中国で話題になった日本ミステリー5冊
中国では日本や欧米のミステリーが好まれ、毎年数多くの海外ミステリーが翻訳されていて、書店には古今東西の海外ミステリー小説が並んでいます。そしていま、中国的要素を取り入れた社会派や本格・新本格などが生まれつつあります。北京在住の私からは、中国の作者や読者の間で話題になった日本ミステリーをご紹介します。
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中国では、正式に翻訳出版されていないのに、何故か読者が多い海外作品が存在する。本作もその一つで、援助交際探偵や多くの下ネタが出る本作が中国で出版されることは永遠にないと言われており、有志によって翻訳された結果、高い評価を得た。中国でもバカミスやイヤミスは生まれたが、エロミスは今後も開拓不可能だろう。
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中国でこれまで4回は出版されている一冊。中国ミステリーも最近は新本格や館ものが増えており、各作家ともにミステリーとして優れているのはもちろん、より中国らしい作品が求められている。本作は中国でも新本格の入門書として読まれている。
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中国で癒やし系ミステリーとして大勢の若者に読まれている作品。首相暗殺の冤罪を被せられた主人公が絶望的な状況にあってもめげず、多くの友人に支えられて逃亡するという、法律や監視システムが悪用される恐怖や信頼で結びついた人々の温もりを描いたストーリーが中国でも受けた。
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ブックキュレーター
ミステリ研究家 阿井幸作1984年北海道釧路町出身。現在は中国北京市在住。現地で中国のミステリー、ホラー、SF、ライトノベル、アニメ、漫画などサブカルチャーをウォッチし、作者や読者らと交流しながら、中国語小説の書評家と翻訳家として活動中。海外ミステリーを専門的に扱う「翻訳ミステリー大賞シンジケート」や毎日新聞が毎月発行する「CHINA WATCH」などでコラムを執筆。2018年、台湾の作家・九把刀氏の代表作である青春小説『あの頃、君を追いかけた』を翻訳家の泉京鹿氏と共同翻訳し、講談社より出版。
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