ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
いつの間にか考えちゃう、老後。そんな時の、5冊。
私は今年47歳、そろそろ五十路が見えてきたわけですが、そのせいか最近やたら老後について考えてしまいます(夫が無職になったのもきっかけのひとつかもしれません)。仕事もフリーランスですし、定年がない代わりに退職金も安定した雇用もなく、明日からでも老後のような生活に入る可能性もあります。もっと若い頃はそんなこと考えもしませんでしたが、やはり四十代後半になるといろいろ弱気になってくるんですかね。子供もまだ小さいしお金もかかるので、頑張っていかなくてはならないのですが。そんな最近の私が読んだ、老後に関わったりなんとなく関連したりしている本5冊。
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経済学者森永卓郎さんからもらった本。久しぶりに(?)売れてるらしいです。森永さん自身は全然貧乏じゃないですが、彼は本物の節約家なので参考になるところがいっぱいあります。本当に、お金なくても「あー、楽しい!」っていえる老後にしたいなあ。
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40代で脳梗塞になったライターの著者が、さすがの文章力でその症状、自身の感情、回復に至るまでの過程を丁寧に描写してくれています。実は私自身も脳検査をしたときに、「倉田さん、“隠れ脳梗塞”が多いですよ。喫煙者、60代くらいの脳です」と言われて愕然としたことがあります。タバコ吸わないのになあ。ともかく脳梗塞というものについてこれほど当事者目線で書かれた本も珍しいので、脳に自信のない方はぜひご一読を。
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『脳が壊れた』の著者、脳梗塞からの奇跡の回復を描いた続編。ともかく微に入り細をうがって書いてあるので、「脳が壊れるとはこういうことか」と文字情報で理解することができます。ライターで、取材経験豊富な著者による実体験だからこその、奇跡の一冊です。それにしても40代後半になってから急に病気のことが気になるようになってきたなあ。同世代と話すときも、病気の話題が増えた・・・。
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ~か~』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ~ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル9』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
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