ブックキュレーターhonto編集員
あの頃がまぶしくて・・・甘酸っぱいような、ほろ苦いような気持ちになる本
10代は多感な年頃です。何かに夢中になったり悩んだり、冒険してみたくなったり、大人になろうと背伸びしたり。大人になって振り返ると恥ずかしくてたまらないことやちょっとつらい思い出の一つや二つあるけれど、まぶしく輝いている日々。そんな10代をめいっぱい生きている、小学生から高校生が登場する本を集めました。
- 7
- お気に入り
- 1288
- 閲覧数
-
夏の庭 The friends 改版
湯本 香樹実(著)
「死んだ人を見てみたい」という好奇心から小学6年の少年らは一人暮らしのおじいさんを観察し始めます。なぜか元気になっていくおじいさん。観察はいつしか温かな心の交流になってゆきます。やがて静かに旅立ったおじいさんから「人の死」を教えられるのですが、彼らの心に残ったのは悲しみだけでなく次の一歩への勇気でした。
-
時田秀美は17歳の男子高校生。年上の女性、桃子さんとつき合いクラスでも人気者です。勉強なんて興味がなく、自由にひょうひょうと生きています。でも、秀美はただの呑気な高校生ではなく、鋭い目線で自分や周りを見ていました。大人の作った枠、常識になんて縛られたくない。自分は自分なんだ。そんな10代の感性がまぶしく感じる一冊です。
-
放課後の音符 改版
山田 詠美(著)
お酒、タバコ、化粧、香水、恋・・・。大人になるためのアイテムを手に、ちょっと背伸びした女子高生たちが出てくる8つ物語。「私」はそんな友人たちを見つめながら成長してゆきます。本当の大人って、素敵な大人ってなんだろう?大人と言われる年齢になった人にこそ読んで欲しい一冊です。
-
青春デンデケデケデケ
芦原 すなお(著)
高校入学前の春休み、ラジオから流れるエレキギターの「デンデケデケデケ」に衝撃を受けたちっくん。彼は高校生になるとバンド仲間を集めロックにのめり込み、3年の文化祭のコンサートも大成功させます。そのあとに待っていたのはそれぞれの進路でした。ずっと楽しいままではいられない、祭りのあとの寂しさも青春の1ページなのです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です