ブックキュレーター慶應義塾大学経済学部教授 小林慶一郎
経済学で世界と日本の問題を考える
グローバル化や技術革新による社会の変化、気候変動や金融危機、デジタル経済、日本の財政赤字、世代間の分配問題など、世界と日本を取り巻く問題に経済学はどう答えることができるのか。その際、考えるべき重要な観点を提示している本を紹介します。
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財政再建の先送りはどれほどのコストを国民生活にもたらすのか。それをあきらかにするため、財政破綻時のシナリオを分析する。将来世代のために現在世代が自己犠牲的改革を選べるようになる「民主主義の補正」の枠組み(フューチャー・デザイン)を考察する。
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民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ 上 手続き的共和国の憲法
マイケル・J.サンデル(著) , 金原 恭子(監訳) , 小林 正弥(監訳) , 千葉大学人文社会科学研究科公共哲学センター(訳)
著者は、合理的利己主義者の個人が自由を最大限享受することを是とするリベラルな政治哲学に異を唱える。人間は社会的境遇やコミュニティから独立した「負荷なき自己」ではありえない、という主張に、世代を超えた時間軸での政治社会の継続を展望する契機がある。
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ノーベル経済学賞を受賞した著者による啓蒙書。気候変動、金融危機、デジタル革命から経済学者の生態まで、あらゆることを論じる。どの議論も「経済学も市場も社会の共通善の増進に貢献するためにこそある」というフランス人らしい信念に貫かれている。
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グローバリゼーションを、モノ・情報・ヒト(対面サービス)の移動に分けて捉え、モノの移動コストが低減した20世紀は南北格差が開いたが、情報の移動コストが低減する21世紀には諸国間の生活水準が収斂すると主張する。世界的貿易学者の大胆な未来予想図。
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データを適切な手法で分析すると「テレビを見せると子供の学力が下がる」という通念は、間違った先入観であることが示される。いま注目される因果推論の入門書。因果推論を間違うと重大な誤りを含んだ政策が実施される、と警鐘を鳴らす。
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ブックキュレーター
慶應義塾大学経済学部教授 小林慶一郎東京財団政策研究所研究主幹、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹を兼務。マクロ経済学を専門とし、さまざまな経済現象について理論的に研究。最新の研究動向に詳しく、現実の経済政策についても積極的に発言している。主な著書に『日本経済の罠』『ROE最貧国日本を変える』『財政破綻後』(いずれも共著)などがある。
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