ブックキュレーターhonto編集員
まずは雰囲気から入ってみては?ジャズにまつわるエトセトラ本
ジャズってかっこいいし聴いてみたい、でも難しそうだし、敷居が高そう・・・と思っている方にオススメの本を紹介します。まずは雰囲気から入るのもいいのでは!?ということで、ここではディスクガイドではなく小説やコミックやアートブックなど、ジャズにまつわる本を集めました。読み始めたらすぐにジャズが聴きたくなるはずです。
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ひとりの男子高校生がジャズに出会い、サックスを吹き始めるという物語なのですが、実は彼が世界一のジャズプレイヤーになることはもう決まっていて、読者はどういう過程で主人公が成長していくかを見守ってゆきます。巻末に未来の登場人物が登場する構成もお見事で、読んでいると胸が熱くなるはずです。
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村上春樹と和田誠によるジャズエッセイ本です。これからジャズを聴きたいと思っている人は、ここに出てくる曲から聴いてみるのもオススメ。ジャズ好きは人はもちろん、詳しくない人でも村上春樹の文章と和田誠のイラストで楽しく読むことができます。読後にもふとめくってしまう、お気に入りのレコードのような本になるでしょう。
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マイルス・デイヴィス自伝
マイルス・デイヴィス(著) , クインシー・トゥループ(著) , 中山 康樹(訳)
ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスの自伝です。マイルスの一人語りの文体で、言い回しからかっこいい雰囲気が伝わってきます。物語は1950年代のNYからスタートし、黒人差別と戦い、ドラッグに溺れ、仲間の死を乗り越えてトランペットを吹き続ける。チャーリー・パーカーなどジャズの巨人たちも登場するのが、ファンにはうれしいところです。
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ブルーノート アルバム・カヴァー・アート 新版
グラハム・マーシュ(編) , グライン・カリンガム(編) , フィーリクス・クローミー(編) , 行方 均(訳)
ジャズレーベルの中でも人気の「ブルーノート」のレコードジャケットが原寸大で楽しめる写真集です。ブルーノートのジャケットはアート作品のようで、有名な作品も多いのでどこかで見たことあるものも多いでしょう。自分の家に置いておきたいジャケットを見つけて、その1枚からジャズに入ってみるのもいいかもしれません。
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