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連鎖する驚きは相性抜群!?マジックやマジシャンが登場するミステリー
「種も仕掛けもありません」という惹句でおなじみのマジックは、トリックを駆使したり人を惑わせたりする共通項もあり、ミステリーとの親和性がとても高いものです。マジシャンが颯爽と謎を解決したり、謎の解明にマジックのテクニックを用いたり、随所にマジックの話が散りばめられ、驚きに満ちたミステリーを紹介します。
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女子高生マジシャンが探偵をする、日常の謎系青春ミステリーの連作短編集です。著者特有の内省的かつやさしい視点で綴られる若者の不器用さや葛藤を描きつつ、マジックをからませて鮮やかに謎を解決するお手並みが見事。2009年度の鮎川哲也賞を受賞したシリーズ第1作です。
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奇術師
クリストファー・プリースト（著） , 古沢 嘉通（訳）
ライバル関係にある2人のマジシャンの確執と、2人が得意な瞬間移動のマジックを軸にしたミステリー×幻想小説です。19世紀末～20世紀初頭を舞台にしたレトロな世界観は、当時のテクノロジーが相まって雰囲気があります。映画『プレステージ』の原作本で、1996年に世界幻想文学大賞を受賞しました。
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主人公は、おじとともにマジックショップを経営するマジシャン。TV番組で超能力者と対決をした後、その超能力者が殺害され嫌疑をかけられてしまい、容疑を晴らすために奮闘するコミカルなライトミステリーです。マジシャンなのに超自然現象にも理解がある主人公をはじめ、個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。
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「S&Mシリーズ」の第6弾は、衆人環視のなかで脱出イリュージョン中にマジシャンが殺害され、遺体も消失するという謎を軸に展開します。本書は奇数章だけで構成され、偶数章は同時期に起きた別の事件として『夏のレプリカ』という本で描かれます。著者の仕掛けに、あなたも幻惑されるはずです。
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奇術探偵曾我佳城全集 上
泡坂妻夫（著）
若くして引退した容姿端麗なマジシャン・曾我佳城を探偵役にした短編集です。著者は奇術愛好家、マジシャンとしても知られており、その知識とミステリー作家としてのテクニックが存分に発揮され、ロープやカップ＆ボール、鳩などおなじみの小道具も数多く出てきます。本書が「上巻」なので、こちらから読むことをオススメします。
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