ブックキュレーターhonto編集員
まるで朝ドラ!昭和から平成へ、時代を駆け抜けた女性たちの物語
戦中、戦後から平成までを駆け抜けた女性たちのドラマチックな小説を集めました。決して特別ではない普通の女性たちが、激動の時代に翻弄されつつも、時に激しく、時にたゆたうように生き抜いていく姿は、現代を生きる私たちに深い感銘と勇気を与えてくれます。昭和のノスタルジックな空気が漂う、朝ドラのような世界をお楽しみください。
- 19
- お気に入り
- 3679
- 閲覧数
-
笹の舟で海をわたる
角田光代(著)
終戦10年後、銀座の雑踏で左織が再会したのは、疎開先で自分を慕っていたという女性・風美子。やがて左織の「家族」の座におさまった風美子の存在は、日常に影を落とし始めます。サスペンスフルな展開のストーリー、そして戦後をともに生き抜いた対照的な2人の女性のたどりつく場所に、最後まで目が離せません。
-
北海道東部の極貧の開拓地で育った、歌の才能に恵まれた百合江は、村を捨ててドサ回りの旅芸人となり、やがて故郷に近い釧路で歌い手になります。猥雑さと活気が残る繁華街を舞台に、波乱万丈に生きた百合江の姿は昭和の風俗史を写し取ったかのようです。さまざまな謎が氷解するラストが鮮やかな余韻を残します。
-
抱擁、あるいはライスには塩を 上
江國 香織(著)
東京・神谷の広大な洋館に住む浮世離れした一族の1960年から2006年まで、三代にわたる家族小説です。時代、場所、語り手を変えて物語が進むうち、隠されていた家族の過去と秘密が暴かれてゆきます。美しくもはかない一族の描写と重厚なストーリーテリングが織りなす、江國香織の最高傑作との呼び声も高い小説です。
-
第二次世界大戦中、満州の開拓団村で出会った3人の少女たちは、国も言語も超えて友情を育みます。やがて中国残留孤児、在日朝鮮人、戦争孤児としてそれぞれの戦後を生きることになった少女たち。戦争に大きく運命を狂わされた3人が過酷な人生を生き抜いて再びめぐり会うまでの、長い川の流れを眺めているかのような小説です。
![]()
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です

