ブックキュレーターhonto編集員
その思い出、ホンモノですか?記憶に翻弄される人々の物語
忘れたくても忘れられない出来事。忘れたくないのにもう思い出せない誰かの顔。都合よくすり替えられた遠い日の思い出。記憶とは、時に強烈なものでありながら、時にあまりにも頼りなく曖昧なものです。かけがえのない拠り所となることもあれば、私たちを裏切ることも・・・。そんな記憶に翻弄される人々を描いた物語をセレクトしました。
- 25
- お気に入り
- 2048
- 閲覧数
-
年齢を重ねるごとに過去の解釈が変わってゆくさまを描く「父とガムと彼女」。ある日、突然いなくなった妻を探す主人公が記憶を辿りながら旅する表題作。思い出すという行為は物語を紡ぐことと似ています。ごく普通の人々の日常が、記憶という物語の上にあることに気づかせてくれる短編集です。
-
「記憶」が少しずつ消失していく島で、記憶を保持し続ける者たちは秘密警察に狩られてしまいます。主人公の「わたし」は確実に進む消失を受け入れながらも、記憶保持者である友人を密かに隠して部屋に匿うことを決め・・・。鳥も、薔薇も、香水も、なすすべなく失われていく世界の行く末にいったい何が残るのか・・・と考えさせられる長編小説です。
-
贖罪
イアン・マキューアン(著) , 小山太一(訳)
美しい姉セシーリアと使用人の息子ロビーを引き裂いた一つの証言。ある暑い夏の日に、末娘ブライオニーが目撃した場面は何を意味していたのか。やがて小説家となったブライオニーは、人生の終わりに彼らの真実の物語を綴ります。記憶のなかの罪に向き合うブライオニーは果たして贖罪を遂げることができるのか、ご自身の目でお確かめください。
-
イギリス上流社会の名探偵クリストファー・バンクスは、幼い頃に失踪した両親の行方を求めて魔都・上海へ向かいます。やさしい両親と租界で過ごした幸せな子ども時代の美しい記憶に支えられて生きてきた彼に、時を経てもたらされる答えとは?ノスタルジーに導かれてたどりつく真相は、記憶の尊さと脆さを一度に突きつけるでしょう。
![]()
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です

