ブックキュレーター英語教材執筆者 成重寿
ビジネス:基本を楽しく身につけたい人が、各分野の全体像を知るのに最適
ビジネスで役に立つ、さまざまなジャンルに関する「基本」が楽しく身につくオススメの5冊です。今回は「英単語」「経済学」「哲学」「美術」「ワイン」という5つの分野について、予備知識ゼロからでも読みやすく、それでいて全体像をしっかりつかむことができるオススメの本を1冊ずつ選んでみました。
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ビジネスでよく使うベーシックな1000語を収録。「電話・メール」「就活・採用」「会議」「経営・戦略」など22のジャンル別にまとめられ、単語を組み込んだ例文は、会話やメールでそのまま使えるものが多く、例文を読むだけでも力がつきます。step out(席を外す)のようなお決まり表現も身につきます。
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20世紀半ば以降の現代経済学の流れを紹介する一冊。新古典派の市場経済メカニズム理論からスタートして、ゲーム理論、行動経済学、制度経済学など、多様な理論展開がコンパクトに紹介されています。数式も最小限に抑えられ、経済学に興味のある人はだれでも手に取ってみる価値ありです。新書にしては読み応えがあります。
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「哲学」と銘打っていますが、「思想」といった方が近いです。アリストテレスから20世紀の大家まで、50人の思考の営為が、キーコンセプトを軸にわかりやすくまとめられています。「自己実現的人間」のマズローや「差異的消費」のボードリヤールなど、現代に厚めの構成で、著者の筆力か、とにかく面白いです。
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古代の彫像から現代アートまで、美術作品を歴史的な文脈に載せ、各時代の文化や価値観、経済背景に照らして紹介しています。「目で見る聖書」の中世宗教画、「自由と享楽の都」のベネチア派、「市民階級」向けの近世オランダの日常絵画など。作品の網羅性には欠けるが、欧州美術の全体像をざっくり知る本として秀逸です。
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ワインを飲みながら蘊蓄を傾けたい人にも、飲んで楽しむのに基本を知っておきたい人にも役立つ一冊です。フランス、イタリア、新興国と地域別の構成で、各地域のワインの歴史、生産プロセス、ビジネス展開などが面白く読めます。ブドウの種別やラベルの見方など、今更聞けないことまで紹介されているのもありがたいですね。
ブックキュレーター
英語教材執筆者 成重寿三重県出身。一橋大学社会学部卒。英語教育出版社、海外勤務の経験を生かして幅広く執筆活動を行っている。主要著書:『TOEIC® TEST必ず☆でる単スピードマスター』、『TOEIC® TEST必ず☆でる単スピードマスター 上級編』、『単語からスタートTOEIC® L&R TEST総合対策入門』、『TOEIC® TEST英文法スピードマスター NEW EDITION』、『ビジネスで1番よく使う英単語』、『ゼロからスタート 英語を書くトレーニングBOOK』(以上、Jリサーチ出版)など。趣味は旅行とテニス。TOEIC TEST 990点満点。
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