ブックキュレーターhonto編集員
働く環境はいかに改善できるか?女性が活躍する社会について考えるための本
「一億総活躍社会」が掲げられ、女性の働く環境を改善しようという風潮が強まってきています。だけどルールが作られても、問題が解決へ向かうような実態が伴わなければ意味がありません。少子化で労働者不足となりつつある日本が変革を求められる今、女性が活躍する社会をつくるために読んでおきたい本をピックアップしました。
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親が参画する保育をつくる 国際比較調査をふまえて
池本 美香(編著)
保育園の数が足らず、仕事と子育ての両立には低くはないハードルがあります。本書では社会福祉が手厚い北欧やヨーロッパをはじめ、北米や韓国、ニュージーランドの12ヵ国の保育事情を紹介し、日本の保育園との比較、考察が掲載されています。国際結婚が増加する近年では、パートナーの国の保育事情を知るのにも役立つかもしれません。
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仕事のせいで子どもを産みたくても産めないという女性の例や、少子化に繋がる長時間労働とセックスレスの関係、海外と日本の労働環境の違いによるワーク・ライフ・バランスなどを紹介した新書です。なんとなく日常生活から感じていた家庭と仕事の疑問について豊富なデータを基に、多角的に考察することができます。
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男女共働きが一般的になった現在においても、家事と仕事の両立を迫られるのは圧倒的に女性というのが現実です。企業が育休や産休制度などの選択肢を与えても現場レベルでは周りの目を気にして取りにくい・・・、ということが出産を経験した15人の女性へのインタビューを基に分析されています。
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大卒無業女性の憂鬱 彼女たちの働かない・働けない理由
前田 正子(著)
「結婚すれば働かなくてもいい」という日本に根付く考えは、女性のキャリアに影響を与えているのだそうです。本書では、その傾向が強いという関西の女性のデータを基に、大学卒業後の進路で仕事から離れてしまった女性の人生や既婚女性の再就職の難しさなどについて考察しています。日本で女性が働くことの意義を、一から見つめ直した一冊です。
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