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平成は失敗の30年。でも、その失敗の原因を見極めなければ、未来は開かれない。

バブル絶頂の時代に始まった平成日本は、その後、急坂を転げ落ちるように衰退していった。産業力にもはやかつてのパワーはなく、政治では多くの改革の実験が失敗に終わった。少子化の流れを変えるタイミングも逃し、格差や分裂も見えないところで深刻化している。この「暗さ」が平成の正体であり、私たちの未来は、そこに目を凝らすことからしか開けてこない。

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    平成史はまさにバブルの崩壊から始まった。何が、なぜ、どのようにして崩壊したのか。「バブル」とはそもそも何だったのか?日本経済新聞社の優れた経済ジャーナリストだった永野のこの本ほど、バブル経済の本質を多面的に鮮やかに抉り出した本はないだろう。

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    政治の面での平成史の大失敗は、民主党政権の失敗である。船橋洋一朝日新聞元論説主幹を中心とするチームは、政権内にいた人々への綿密な聞き取り等を通じ、なぜ、どのように民主党政権が失敗していったのかを多面的に浮かび上がらせた。

  • 会社がなぜ消滅したか 山一証券役員たちの背信

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    会社がなぜ消滅したか 山一証券役員たちの背信

    読売新聞社会部(著)

    平成日本の経済的な破綻を象徴したのは、当時も今も山一證券の消滅である。「山一」という伝統ある巨大企業が、いったいなぜ、どのように失敗を重ね、自ら破滅に向かっていったのかに迫ったドキュメントとして本書以上のものはない。

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    戦後日本の政治思想史のリーダーだった丸山眞男と福田歓一の俊英の弟子が、イランで学者から東芝の企業人に転向し、やがて東芝のグローバル化の運命を握る社長となる。彼はなぜ、東芝を破滅に導いてしまったのか、その悲劇を生々しく描く。優れた文系的頭脳がどれほどグローバルビジネスにも「役に立つ」かを示すと同時に、文理を越えた日本企業の陥穽を暗示している。

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    平成史を通じた日本の衰退には、もっと構造的な要因があるのかもしれない。もともと90年代に書かれた本書で、著者は21世紀半ばまで日本がなぜ没落し続けることになるかを、人口や教育、精神構造にまで視野を広げながら予見的に説明していく。

1957年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学・文化研究・メディア研究を専攻し、東大新聞研究所助教授、同社会情報研究所助教授、教授を経て現職。集まりの場でのドラマ形成を考えるところから近現代日本の大衆文化と文化政治を研究。演劇論的アプローチを基礎に、日本におけるカルチュラル・スタディーズの中心的存在として先駆的な役割を果たした。著書に『夢の原子力』(ちくま新書)、『ポスト戦後社会』『親米と反米』『大学とは何か』『トランプのアメリカに住む』(以上、岩波新書)、『「文系学部廃止」の衝撃』『大予言』『戦後と災後の間』(以上、集英社新書)、『天皇とアメリカ』(集英社新書、テッサ・モーリス‐スズキとの共著)など多数。

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