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「桃の節句」が女の子の日と言われるのはどうして?ひな祭りの絵本
3月3日に行われているひな祭りはなんのためにするのだろう?という子どもの純粋な疑問にも答えられる、楽しいお助け絵本を紹介します。健康を願って川に流した紙や木で作った人形から今のひな人形に移り変わるまでがわかったり、ハマグリの潮汁や春の景色を表現した菱もちなど華やかな色が紙面に踊っている本ばかりです。
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もりのひなまつり
こいで やすこ(さく)
のねずみ子ども会からのお願いに、おひなさまたちが森に向かって歌い踊ってお祝いする姿は楽しそうでワクワクします。汚れた姿に気づいて家の人に捨てられてしまうと泣き出すおひなさまたちですが、ねずみばあさんの手腕で事なきを得ます。おひなさまたちが喋ったりうたた寝したりする摩訶不思議な絵本です。
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おばあちゃんのひなちらし
野村 たかあき(作・絵)
ひな祭りのご馳走には色々な願いが込められている、ということがストーリーを追っていくうちにわかるようになる絵本です。雨水の日にひな人形を飾ると良縁に恵まれることや、春の景色を表した菱もち、時代によって変化する人形の経緯などが書かれていいます。巻末にはひなちらしの作り方も載っています。
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ひなまつりにおひなさまをかざるわけ
瀬尾 七重(作) , 岡本 順(絵)
両親を亡くした3兄弟の一番下である三郎次は、小さな妹・おはなの面倒を1人で見ていました。兄が桃の木で作った人形といつも一緒のおはなが病気になった時、その人形が喋り出して「川に流してください」と頼んできます。それからおはなの高熱は下がり、人形のおかげだと2人で手を合わせます。ひな人形のルーツを勉強できる絵本です。
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ひみつひみつのひなまつり
鈴木 真実(作)
押し入れの中に置かれた箱を光るものが走ったかと思うと、まるでドアのように押し開けて出てきたお内裏様に女の子は驚きます。太ってしまったお雛様がトランポリンをしたり綱引きをして元の姿に戻ったことは、女の子だけの秘密です。人形も太ったりするのかと考えたら負け、そんなコミカルさがあって楽しい絵本です。
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ひな祭りのパーティーにお友達を呼ぶため、きみちゃんはお母さんとちらし寿司を作ります。材料一つひとつに意味があると教えてもらいながら歌を歌ったり貝合わせをしたり、さらにプレゼント交換する様子は十分に幸せそう。ひな祭りには女の子が幸せに育つように、という願いが込められているのだと知ることができる絵本です。
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