ブックキュレーターhonto編集員
経験豊富なおばあちゃんから生き方を学べる物語
現実のおばあちゃんとは疎遠だったとしても、本を紐解けばそこにはお花が好きだったり、オートバイに乗っていたり、はたまた魔女だったり、魅力的なおばあちゃんたちが待っています。でも素敵なおばあちゃんになる前、彼女たちにも自分の生き方に悩み、苦労した時期があったのです。そんなおばあちゃんたちから生き方を学べる本を紹介します。
- 8
- お気に入り
- 1428
- 閲覧数
-
ルピナスさん 小さなおばあさんのお話
バーバラ・クーニー(さく) , かけがわ やすこ(やく)
ルピナスさんは花に囲まれた美しい海辺の家に住むおばあさん。ですがおばあさんになる前、ルピナスさんは世界中を旅してまわり、色々な人と出会うなかで、世の中を美しくすることをずっと考えて生きてきたのでした。世の中を美しくするとはどういうことか、深く考えさせられます。バーバラ・クーニーの温かな絵も必見です。
-
上橋菜穂子『精霊の守り人』の続編にあたるこちらは、第1巻から活躍する呪術師の老婆・トロガイに焦点を当てた物語。人間離れした力と知恵を持つトロガイだって、若かった時には恋をし、夢を見て、自らの生き方を選択した過去がありました。夢を見る力の尊さとその恐ろしいまでの強さを痛感させられるファンタジー小説です。
-
ウルティマ、ぼくに大地の教えを
ルドルフォ・アナヤ(著) , 金原 瑞人(訳)
著者のルドルフォ・アナヤと同じく、ニューメキシコ州に住むチカーノ(メキシコ系アメリカ人)である少年アントニオは、祖母ウルティマから先祖の教えを生きた形で学び始めます。この先の生き方に悩むアントニオの成長を描くとともにチカーノたちの複雑な社会状況も見事に反映させた、アメリカで大ベストセラーとなった青春小説です。
-
不登校となった中学生の少女まいは、しばらくの間おばあちゃんの家で暮らすことになります。おばあちゃんはイギリス人で、なんと魔女だというのです。魔女修行という名のもとに毎日を過ごすなかで、まいはおばあちゃんと心を通わせ、時にぶつかったりしながら、自分で自分のことを決める大切さに気づいていきます。数々の賞を受賞した名作です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です