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最も有名なモンスター「吸血鬼」。その原点と現在形を知ることができる本
夜の世界を支配する吸血鬼。超人的な怪力を持ち、動物や霧へ変化します。恐ろしい能力を使って人の生き血を啜る怪物は、しかし日の光を浴びると灰になってしまうのです。今や最も有名なモンスターである吸血鬼ですが、そのイメージが固まったのは近代になってから。一冊の小説が怪物を生んだのです。そこから派生した作品群を見ていきましょう。
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吸血鬼ドラキュラ
ブラム・ストーカー(著) , 平井 呈一(訳)
ヨーロッパの東の果てに建つ古城。仕事のためにはるばるイギリスからやって来た弁護士ジョナサンは、依頼主であるドラキュラ伯爵と面会します。しかし伯爵は文明世界への進出を目論む、恐るべき吸血鬼だったのです。現代の吸血鬼像を作り上げた、ホラーの記念碑的な一冊です。
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かつて世界を支配した「貴族」と称する吸血鬼が、種の寿命を向かえようとしている未来。未だ辺境で権勢を振るう貴族に人は怯え、怪物と戦うハンターを求めます。吸血鬼ハンターは特別な存在で、荒野をさすらう美麗な青年もその一人。彼の名は「D」。設定、キャラともに完成された、エンタメ小説の到達点と言っても過言ではない人気シリーズです。
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崩壊したニューヨークの跡に立ち上った魔都「ヘルサレムズ・ロット」。理不尽な取引で神の目を手に入れた青年レオ。ちょっとした手違いで秘密結社「ライブラ」に入った時から、異常な日常が始まります。吸血鬼、サイボーグ、魔法に超科学。あらゆる要素をごった煮にした痛快なアクション漫画です。
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対吸血鬼のために組織された英国特務機関「ヘルシング」。そこに所属する最強の吸血鬼アーカードと、彼を付け狙うバチカンの殺し屋、ナチスの残党。この三つ巴の戦いはロンドンを炎に包みます。魅力的なキャラクターたちの激闘には目が離せなくなるバトル漫画です。
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