ブックキュレーターhonto編集員
退屈な日常に刺激を求めている方へ。手に汗握りっぱなしの冒険小説
日常生活ではほぼあり得ないような冒険を味わえるのも、フィクションを読む醍醐味のひとつと言えるでしょう。ここでは退屈な日常にちょっぴり刺激が欲しい、という方にオススメの冒険小説を紹介します。いずれも興奮必至の痛快な小説ばかりなので、読んでいる最中は退屈している暇なんてありません。
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どこかで聞いたような登場人物たちやどこかで見たような世界観が入り交じり、挙句の果ては著者本人まで登場するという奇想天外な物語なのですが、そのナンセンスさが妙に病みつきになる不思議な冒険小説です。一見ハチャメチャな世界観が「物語のおもしろさ」というものを教えてくれるはず。著者自らが最高傑作と言うのも素直に納得できます。
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2人の仲間を連れて刑務所を脱獄した凶悪犯罪者の破天荒な逃走劇を、壮絶なアクションたっぷりに描いた一冊。超が付くほどの極悪人なのに非常に魅力的な犯罪者と、私生活に問題を抱えながも執拗に彼らを追う捜査官の息詰まる追走劇に、時間を忘れてのめり込んでしまうでしょう。
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高い砦
デズモンド・バグリイ(著) , 矢野 徹(訳)
ハイジャックされ、アンデス山中に不時着してしまう小型旅客機。生き残った搭乗者たちは協力して脱出を図りますが、そんな彼らを狙う武装組織が現れ・・・。過酷な環境で絶体絶命のピンチのなか、知力を振り絞ってサバイバルに挑む者たちの息もつかせぬ冒険活劇。全編通してハラハラさせられっぱなし、長編なのに一気読み必至の一冊です。
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鷲は舞い降りた 完全版
ジャック・ヒギンズ(著) , 菊池 光(訳)
第2次世界大戦のさなかで無謀な作戦に命懸けで臨むドイツ軍兵士たちの姿を描いた、スケールの大きな冒険小説。個性の強い魅力的な登場人物たちと、先の読めない奇抜なプロットが織りなすストーリー展開が秀逸です。己の誇りのためなら死すら厭わない高潔な男たちの姿にひたすら痺れます。
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