ブックキュレーター中国古典研究家 守屋淳
駆け引きや謀略が学べる古典と名作
かけひきや謀略というのは、できれば使わずに済ませたい類のノウハウ。そして、学校では絶対に教えてくれないものの代表的な一つ。しかしビジネスでの交渉や難しい人間関係などでは、そうはいっていられない局面があるのも確かでしょう。というわけで、書店さんを通じてそんな人生の裏レシピを学べる古典、さらには近年の名作をご紹介。
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兵法三十六計 新装新版
守屋 洋(著)
『孫子』を源流とする、中国の駆け引きや謀略の数々を三十六に分類、四字句にまとめて解説した書。集団の心理や人の精神的、肉体的な傾向をうまく利用して、相手をいかに騙すか、いかに利益を得るかが描かれている。中国では今でも大人気の古典。
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ガルリ・カスパロフは1997年にIBMのコンピューターに負けたことで有名だが、しかし同時に、15年間にもわたってチェスの世界チャンピオンを維持し続けた極めつけの名人であった。本書は、勝つため、そして負けないために何が必要なのかを学ぶ格好の教科書。
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著者は、法律事務所を開業していたさいに、平均的な弁護士の約10倍の案件、特に離婚裁判を手掛けてきた経験を持つ。そうした実例をもとにして語られる交渉や駆け引きの機微は、非常にわかりやすく、かつためになる。
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ビジネスパーソンが『孫子』の教えを実際に活かすという場合、実は大半を占めるのが人間関係にまつわる問題解決。上司、部下、取引先、同僚との実際の体験談ももとにしつつ、リアルな活用法を漫画化。
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ブックキュレーター
中国古典研究家 守屋淳作家、中国古典研究家。1965年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手書店勤務を経て、現在は中国古典、主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』などの知恵を現代にどのように活かすかをテーマとした執筆や、企業での研修・講演を行う。主な著・訳書に、『最高の戦略教科書 孫子』(ともに日本経済新聞出版社)、『孫子・戦略・クラウゼヴィッツ』(日経ビジネス人文庫)など。
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