ブックキュレーターhonto編集員
「友だち」で悩んでいるお子さんに読ませてあげたい絵本
友だちって素敵だな、大切にしないとね、と子どもが自然に思えるようになる絵本を選びました。性格は違っても一緒にいるだけで楽しかったり、嫌な子だと思っていた子が実は良い子だったり、「友だち」と言っても色々なつき合い方があります。どうやって友だちを作ったらいいのか悩んでいる子にも、ヒントになること間違いなしです。
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ねえ、ほんよんで！
レイン・マーロウ（作・絵） , 福本 友美子（訳）
ちっともじっとしていないうさぎくんと、慎重で何をするにもゆっくりのかめくんは正反対に見えますが、絵本を読んでいるうちに相性が良い2人であることがわかってきます。かめくんに本を読んでもらうことが大好きなうさぎくんは、せっかちなはずなのにその時ばかりは「ゆっくり読んで！」と言うところがとても可愛らしいです。
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表紙を見ると隣の席は怪獣なのか、と思ってしまいますが、女の子から見たますだくんがこう見えているのだというユニークな絵本です。頭やお腹が痛いような気がする、と学校を休む理由を探そうとしているみほちゃんに、「何があったのだろうか？」とますだくんが考えながらお話は進んでゆきます。友だちとケンカした時の憂鬱さを知ることができます。
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いまからともだち
くすのき しげのり（さく） , たるいし まこ（え）
親には言えない本音と、転校先ではどうやって友だちを作ればいいのだろう、と悩んでいる女の子の等身大の感情を知ることができる絵本です。周りのクラスメイトの純粋さに驚き、温かさとやさしさに触れて臆病だった女の子が次第に心を開いていく姿は応援したくなります。一歩を踏み出す勇気をもらえることでしょう。
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教室はまちがうところだ
蒔田 晋治（作） , 長谷川 知子（絵）
間違うことを恐れるのはどうしてだろう？と考えた時に、人から笑われたりバカにされたりするのが嫌だから、ということに改めて気づかされる絵本です。恥ずかしい思いをしたくないから人とは違う意見や答えを言いにくくなる、という悪循環にしないためにも、友だちが間違えても笑わないようにすることを教えてあげることができます。
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ともだちからともだちへ
アンソニー・フランス（さく） , ティファニー・ビーク（え） , 木坂 涼（やく）
何もすることがなくてつまらない、と思っているクマネズミのもとに差出人不明の手紙が届いてからは、溜息をつきたくなっていた気持ちが一変します。うれしい手紙をくれたのが誰なのか探していくうちに、本当の友だちがどんなものなのかを知っていく温かい絵本です。ラストまで読むと、さらに友だちは素敵なものだと思わされるでしょう。
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