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歌謡曲を支えた作家たちの人生と、音楽業界の裏側を知ることができる本
若者の間でも人気があるという昭和の歌謡曲。特に1970〜80年代には、今聴いても新鮮な歌謡曲が数多く生まれました。ここでは、そんな歌謡曲を支えた作家に焦点を当てた本を紹介します。ヒット曲が生まれた背景や作家の人生を知ることで、音楽の聴き方も変わってくるかもしれません。
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安井かずみがいた時代
島崎 今日子(著)
「わたしの城下町」「危険なふたり」など約4000曲の作詞を手掛けた安井かずみ。吉田拓郎や林真理子、ムッシュかまやつなど、生前の彼女を知る26人の証言をもとに、カリスマ的存在だった彼女の生きざまに迫った本です。ヒット曲の歌詞が生まれた背景のみならず、彼女が生きた「昭和の時代」も鮮やかに浮かび上がってきます。
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ハマクラの音楽いろいろ
浜口 庫之助(著)
「黄色いさくらんぼ」「人生いろいろ」「夜霧よ今夜も有難う」など、数えきれないほどのヒット曲を作った作曲家のハマクラこと浜口庫之助。本書は1991年に刊行された唯一の自伝。気取らずざっくばらん、大衆のためにひたすら歌を作り続けた彼の人となりが伝わってきて温かい気持ちになれる一冊です。
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1970年代に数多くのアイドルを生んだ人気オーディション番組「スター誕生」。この番組の審査員の1人だった作詞家・阿久悠が、この番組の制作にまつわるエピソードや当時の芸能界のシステムなどを事細かに描写した貴重なドキュメントです。この本を読めば、「アイドル」という存在に対する見方が変わるかもしれません。
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僕の音楽キャリア全部話します 1971 Takuro Yoshida▷2016 Yumi Matsutoya
松任谷 正隆(著)
妻である松任谷由実の作品だけでなく、松田聖子、ゆず、いきものがかりなど数多くの編曲やプロデュースで活躍する松任谷正隆。彼のキャリアをインタビュー形式で振り返った一冊です。45年間、前だけを見続けて音楽の仕事に関わり続ける姿に心を打たれます。
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