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二つの東京オリンピックをより深く理解するための本
1964年と2020年の東京オリンピック。敗戦から立ち上がり先進国の仲間入りを果たそうとしていた1964年当時の日本と、少子高齢化が進み成熟国となった2020年の日本では、大きく状況が異なります。オリンピックは、そんな日本に何をもたらすのでしょう。ここでは、二つの東京五輪をより深く理解できるようになる本を紹介します。
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東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典
講談社(編)
当時の新聞などに発表された1964年の東京五輪についてのルポルタージュ集です。執筆しているのは、大江健三郎、三島由紀夫、井上靖、檀一雄、山口瞳など、そうそうたる文学者たち総勢40人。全91編が「開会式」「競技」「閉会式」「随想」の4章に分けて掲載されています。才気あふれる文章で追体験してください。
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著者は交通技術ライター。オリンピック開催に向けて、東京がどう改造されたか、交通インフラを中心に解説します。1964年の五輪は当時貧弱だったインフラの整備に「利用」された、と著者は言います。成長都市から成熟都市へと東京がシフトした今、2020年の五輪とインフラとの関係はかなり異なっているのだそうです。
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男子マラソンで銅メダルと獲得して国民的英雄になったものの、わずか4年後に27歳という若さで自殺した円谷幸吉、80mハードルで5位入賞を果たし、45歳で謎の自殺をした依田郁子など、1964年の東京五輪で活躍した選手たちの「光と影」を追ったノンフィクション。『光は等分の陰を持つ』というフレーズが重いです。
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『菊とバット』『東京アンダーワールド』など、日本の深層に迫る作品を書いてきたアメリカ人作家が初来日したのは1962年、東京五輪の2年前でした。そして今、2度目の五輪を迎える東京・豊洲で暮らしています。2度の五輪前の大混乱、そしてその間の50年あまりの日本の変化を、自身の人生を絡めて活写します。
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1964年夏、オリンピック開催間近で盛り上がる東京で起きた爆発事件。直木賞作家・奥田英朗の渾身のサスペンス小説です。当時の街の様子、風俗はもちろん、オリンピックに向けた準備の進捗状況まで丁寧に描かれていて、読み進めていくうちに1964年の東京に迷い込んだ気持ちになれること間違いなしです。
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