ブックキュレーターhonto編集員
障がいについて知り、フランクな接し方ができるようになる絵本
学習障がいや自閉症ついて、わかりやすく描かれた絵本を紹介します。得意なことも苦手なことも同じ一つの個性だと思えば、障がいを持つ人を前にしてもかまえず、自分とは少し違うだけだということがわかるようになるでしょう。困難を抱えていることに「気づく」こと、それが大事だと教えてくれます。
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LD(学習障がい)だった著者の体験に基づいたお話が展開する絵本です。トリシャの家族は皆と違うことを素敵なことだと肯定し、不得意なことに時間が掛かると見抜いた先生は得意なところは褒めて、苦手なところは彼女に合ったやり方でゆっくり教えて苦手意識を取り除いていきます。学習の方法は人それぞれ、と気づくことができるでしょう。
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言葉を話せない自閉症スペクトラムのすずちゃんのママが、理解者であり支援者でいてくれた保育園の友だちと先生に宛てたお礼の手紙をもとにした絵本です。自分とは違うけど仲良くしようと自然に接してくれたのがうれしかったことなど、娘の様子を伝えてくれることが保護者にとっては支えであり、それが娘の成長を助けてくれたことがわかります。
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どんなかんじかなあ
中山 千夏(ぶん) , 和田 誠(え)
目が見えない人や耳が聞こえない人が普段どのようなことを感じて生きているのか、と意識することの重要性について教えてくれる絵本です。目を閉じてみたり耳に栓をして塞いでみたりして、彼らと同じような環境を一時的に経験してみることで世界が変わって見えてきます。そんなことがわかるようになる一冊です。
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ぼくはスーパーヒーロー アスペルガー症候群の男の子のはなし
メラニー・ウォルシュ(作) , 品川 裕香(訳)
アスペルガー症候群の男の子・アイザックが自らをスーパーヒーローと称し、障がいを『とくべつなちから』と前向き表現している様子が描かれています。オモチャを持っていても怒らない先生、「人の目を見るのが怖いのならおでこを見ればいい」と教えるパパ。アスペルガー症候群とはどんなものなのかがわかるようになる絵本です。
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なまけてなんかない! ディスレクシアの男の子のはなし
品川 裕香(作) , 北原 明日香(絵)
みんなができることができないのは努力が足りないから、というのは誰にでも当てはまるわけではないことがわかるようになる絵本です。小学校で字をなかなか覚えられない男児の様子に気づいたのは幼稚園の時の先生で、他の子と学び方が違うかもしれないと両親に伝えてくれます。学習障がいだとわからずに悩んでいた人たちの声も収録されています。
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