ブックキュレーター植物観察家 鈴木純
大切な人に足もとの宝物をプレゼント 街でも楽しめる自然の入門書
大切な人に美しいものや驚きをプレゼントしたいと思う方は多いはず。そのためにあちこち探しまわるのも楽しいものですが、そのお求めの「美しさ」や「驚き」、そこの足もとにもたくさんありますよ!この冬、大切な人にスローな時間と思いもよらなかった神秘、そして自然のお友達を知ることができる本をプレゼントしませんか?
- 47
- お気に入り
- 3914
- 閲覧数
-
カラスの教科書
松原始(著)
都市で暮らしていれば、出会わない日はないほど身近なカラス。どちらかというと嫌われ者扱いされる事が多いかもしれませんが、その生き方や性格を知ると不思議と大事な隣人に思えてきます。分厚いのに一気読みしてしまう軽快で読みやすい文章で、カラスのことを知り尽くしましょう。カラスのいる風景が違って見えるかも?
-
コケはともだち
藤井 久子(著) , 秋山 弘之(監修)
本棚に置いておきたい可愛い装丁と、つい探してみたくなる個性豊かなキャラクターによる紹介で地味なコケのイメージを一変させた革命的入門書。美しくしたたかで平和主義。乾燥したら生きるのを休み、水分を得たらまた活動を再開。なんじゃそりゃの連続で、地面すれすれの世界の驚きと感動をプレゼントしてくれる一冊です。
-
変形菌?よく分からないけどそれって目に見えるの?ええ、なんと見えるのです。しかも動くのです。さらに互いを見分ける力まで持っているらしいのです。5歳で変形菌の魅力に気が付いた若き著者の瑞々しい文章を読んでいると、変形菌の世界の魅力に感化され、読後は近所の切り株を凝視する毎日が待っていることでしょう。
-
手すりの虫観察ガイド 公園・緑地で見つかる四季の虫
とよさき かんじ(著)
虫の本は数多くあれど、こちらはなんと驚きの「手すり」しばり。そう、あの手をかける手すりです。それぞれの季節で出会える虫の写真を見ていると、あれ、なんだか虫のことも調べられるようになるかも。だって手すりを探せばいいんだものね。と自分のなかの虫のハードルがどんどん下がっていく不思議でありがたい本です。
-
まちの植物のせかい そんなふうに生きていたのね
鈴木 純(文・写真)
この本は私から皆さんへのプレゼントという気持ちで書いた本です。お贈りしたかったのは、特別じゃない日常を楽しく彩ってくれる植物のお友達。駅前ロータリーや信号待ちの交差点など、日々の暮らしのついでに楽しめる植物を写真漫画のようなコマ割りでご紹介しました。一緒にぶつぶつ呟きながら街の植物を楽しみましょう!
ブックキュレーター
植物観察家 鈴木純植物観察家。1986年、東京生まれ。東京農業大学で造園学を学んだのち、青年海外協力隊に参加。中国で2年間砂漠緑化活動に従事する。帰国後、仕事と趣味を通じて日本各地に残る自然を訪ね歩き、2018年にフリーの植物ガイドとして独立。主に街中を舞台にした植物観察会を多く開催している。現在は、保育や教育の現場に赴くことが多く、雑誌・新聞・テレビ番組の製作協力なども行う。著書に『そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい』『種から種へ 命つながるお野菜の一生』(ともに雷鳥社)
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です