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ヘミングウェイやエンデの作品にも!?作家が愛した動物たちが登場する物語
多くの文豪が往々にして動物好きであったことはよく知られています。動物をテーマに作品を描いたビアトリクス・ポターやアンナ・シューエルのみならず、鋭い人間観察を行った文学者ヘミングウェイや哲学的な作風で知られるエンデも、皆それぞれ本業の執筆の傍ら動物を愛し続けました。そんな作家たちがお気に入りの動物を描いた本を紹介します。
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こころ朗らなれ、誰もみな
アーネスト・ヘミングウェイ(著) , 柴田 元幸(訳)
本書所収の「雨のなかの猫」は1組の夫婦の物語。妻は雨に濡れる猫を見て哀れに思いますが、夫は無関心。そんなとき親切なホテルの支配人に妻は魅力を感じますが、かわいそうな猫も魅力的な支配人も所詮は妻の主観にすぎません。猫好きで有名なヘミングウェイですが、猫が登場する作品はわずかなので、ぜひ猫描写に注目して読んでみてください。
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黒馬物語 世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”
アンナ・シューエル(作) , ヴィクター・アンブラス(画) , 阿部 和江(訳)
美しい黒馬ブラック・ビューティの目線から語られる本書は、人間たちに翻弄されながらも従順に人間のそばで働き続けた馬の一生を描いた物語。その生き生きとした描写や、動物の一人称形式で進む小説という珍しい文体が高く評価されています。著者のアンナ・シューエルは足が不自由で、移動に不可欠だった馬たちに深い愛情を抱いていました。
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ジェニィ 改版
ポール・ギャリコ(著) , 古沢 安二郎(訳)
8歳のピーターはある日突然、猫に姿を変えてしまいます。ばあやに捨てられ野良猫となったピーターは、冷たい人間たちに追いやられ、猫同士の戦いに巻き込まれながらも、雌猫ジェニィと恋に落ちるのでした。ギャリコの猫好きは有名で、他にも『トマシーナ』や『猫語の教科書』など猫をテーマにした本をたくさん残しています。
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いたずら好きの子ウサギ・ピーターは、禁止されていたマクレガーさんの農園に忍び込みますが、見つかってしまって命からがら逃げ出します。著者のポターは幼いころから動物が大好きで、初めて得た収入はペットのウサギをモデルに描いたクリスマスカードでした。晩年はイギリスの自然の保護活動に邁進し、生涯自然を愛し続けました。
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