ブックキュレーター経営学者 川上昌直
ユーザーとつながるビジネスの創りかた
令和に突入し、早くもビジネスに大きな地殻変動が起こっています。サブスクリプションやデジタル革命(DX)によって新たなビジネスモデルが生まれることで、これまで常識とされてきた思考が根底から覆り、旧来のビジネスにも変革が迫られています。こんなときだからこそ必要な考え方を紹介する著書を選んでみました。
※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2019年11月13日)の情報に基づいております。
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サブスクリプションが注目されています。しかし、多くの企業が導入しようとしてやりきれずにいます。なぜ失敗するのか。それは「つながり」という視点が圧倒的に欠けているからです。「つながりが不可欠な時代」に、どうしたら収益を生み出すビジネスモデルをつくれるのか。本書では、その体系を示しています。
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サブスクリプションを成功させるために必須の概念である「カスタマーサクセス」。つながりを日常的に指標化するための「成功」を可視化し、組織で取り組むために書かれた最初の作品です。オムニバス形式ではありますが、サクセスの全体像がつかめます。
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イノベーション理論の大家クリステンセンが、マーケティングとして有名な「ドリルではなく穴を売れ」を現代的にアプローチした概念である「ジョブ(片付けるべき用事)」。それを概念から理論にまで昇華した意欲作です。成熟産業のビジネスパーソンは必読です。
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革新的なビジネスモデルは、右脳(顧客を喜ばせる)と、左脳(利益を生む)をハイブリッドに駆動して生まれる。ストーリー仕立てながらも、あるスポーツ企業の実話をもとに、このロジックを読み解いていきます。
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新しいもの売りのあり方をケースとともに提示。特に注目するべきは、ニューヨークの「ストーリー」という企業事例。なんと小売業の価値提案で雑誌のマネタイズ。こうした小売業の新たな展開を予感させた作品です。凝り固まった思考から抜け出したい、すべての業種の方に読んでいただきたい一冊です。
ブックキュレーター
経営学者 川上昌直1974年大阪生まれ。兵庫県立大学教授、博士(経営学)。マネタイズ(収益化)とビジネスモデルを専門とする、実践派の経営学者。大学で研究教育をする傍ら、企業のプロジェクトにも関与し、新規事業開発や既存事業の変革に携わる。自ら関与したプロジェクトからケースを編み、新たな理論の構築を試みている。
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