ブックキュレーターhonto編集員
現実世界に退屈した人へ。不思議な世界に引き込んでくれる物語
いつもの道を歩いていたら、突然知らない場所に迷い込んでしまうかのように、世の中には読み手を不思議な世界へと連れていってしまう小説があります。現実に退屈したあなたのために、SFからファンタジーまで、古今東西のそんな小説をオススメします。これらはあなたの想像力をかき立てるだけでなく、深い教訓を与えてくれるでしょう。
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砂漠に不時着した飛行士の「僕」は、そこで少年と出会います。彼はある小さな星からやって来ました。そして彼から、住んでいた星のことや、地球に来るまでに出会った奇妙な大人たちの話を聞きます。「大切なものは、目には見えない」そう言って、王子は故郷の星に帰ってしまいます。大人たちのための不思議な童話です。
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村上春樹の代表作の一つ。暗殺者の「青豆」は、渋滞する首都高の途中でタクシーを降りた時から、自分がいた1984年の世界とは少し異なる「1Q84年」に迷い込んでしまいます。同じ頃、小説家志望の青年・天吾も、あることがきっかけで空に二つの月が浮かぶ世界に来たことに気づきます。一度別れた2人の運命が交錯する不思議な物語です。
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やし酒飲み
エイモス・チュツオーラ(作) , 土屋 哲(訳)
アフリカの伝承をもとに作られた物語。やし酒を飲むしか能のない男が、専属のやし酒職人の死が死んだ後、彼を取り戻すために死者の国に向かう話です。ガイ骨だけの紳士や、死んだ赤ん坊の行列など、道中で出会うのは不思議な神々や霊ばかり。一見すると荒唐無稽な物語ですが、読み手の想像力を無限にかき立てます。
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