ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
死刑がテーマの本5冊!
日本には100名以上の確定死刑囚がまだ死刑されない状況で収監されてる。そんな死刑囚たちの生の声やら死刑にまつわる話など。そんな死刑がテーマの本5冊と言えばこれ!
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連続幼女殺人事件の犯人、宮崎勤の取り調べが全て録音されていた!初めて明かされる取調室での刑事と宮崎の密室で語られた真実!しかし、宮崎は相当なウソつきというのが伝わるね。刑事がしつこく「子供とセックスしたかったんだろ!」と問い詰めても「それはない」と言い切る。で、結局「女の子の裸に興味あった」と言いだす・・・。かなり緊迫感ある内容で宮崎の人格がわかる。
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この事件の犯人はマジで最悪。犯人は自殺だと痛いし怖いから、死刑になって死のうと考える。で、死刑になるためにはできるだけ多くの人を殺そう、それをマジで実行してしまったわけだ。2009年に9人を殺傷した犯人は「完全勝利」と言い残し13年に死刑が執行される。その死刑執行前に犯人を取材。面会して遺族に反省してるのかどうか聞いても「殺人は悪くない」と言い切る。全く反省してない犯人を死刑しても虚しさが残る遺族・・・。マジでこんな人間がいるんだ!衝撃を受けた。
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著者が言うには殺人者はほとんど反省してないと言う。刑務所内では出所したら「次は絶対に捕まらない方法で人を殺す!」と言う犯罪者だらけ。なので、著者は殺人したら即死刑にするべきとおっしゃる。犯罪者を死と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」制度を導入した方がいいとまで言う。現役の無期囚が言うのでかなり説得力はある!
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死刑
森 達也(著)
うーん・・・なんと言うか。人を殺したから犯人は死刑。でも犯人を殺しても殺された人は二度と帰ってこない、と。オレの周りには殺された人間がいないのでなんとも言えないが身内を殺された人は犯人が生きてるだけで、同じ空気を吸ってるだけで許せないのではないかと思う。まずは犯人を殺してそれから遺族は今後のことを考えたいのだろう、と思う。けど、この本の著者は犯人を殺すことだけでいいのか?と言う。どうなんだかな。興味ある人は読んでみて!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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