ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
最新ノンフィクション本5冊はこれ!
またまたノンフィクション本を紹介。いつもの犯罪ものだけではなく、社会派的なジャンルも入れてみた。オレはね、マジで小説はぜんぜん読まないがノンフィクション本は確実に月に10冊は買って読んでるね!
※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2020年1月10日)の情報に基づいております。
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裁判傍聴マニアの著者が会社員、タクシー運転手、主婦など普通の人々が起こした事件の裁判を傍聴。タイトルのおりぎり35個万引き犯の万引き理由がこれまたマジで切ない・・・というか、この本に収録されてる事件すべてが切なすぎる!
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ルポ京アニを燃やした男 京都アニメーション放火殺人事件
日野百草(著)
犯人の住んでた場所と著者の住んでた場所が近所、育った境遇が似てるらしい。犯人の生い立ちを追い、なぜこの事件を起こしてしまったのか、を検証するわけだ。犯人のバイト時代の同僚やら学生時代の同級生にも取材してるが、犯人のエピソードがほとんど何もない・・・。逆に不気味な存在だったというのが伝わる・・・。
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殺人鬼戦慄の名言集 犯罪史に名を刻む106人が発した負の言葉
鉄人ノンフィクション編集部(編著)
人の命なんかアリやゴキブリと同じ、と言い切ったのは酒鬼薔薇少年A。この本は凶悪殺人鬼が放った胸糞悪い言葉を集めた、マジ読んでて胸糞悪くなる本だな。でもオレは胸糞悪くなるほどインパクトのある本が好きなんだから仕方ない。
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著者の前作『マングローブ』もめちゃめちゃ面白かったから、買ってみた。この本600ページもある超分厚い辞書のような本。でも、中身はここは本当に日本か?と思われるほど地獄なような世界というか職場。「革マル」とかまだいるんだ!と驚愕。しかしこの本はJRの構内にある書店では売らないんだろうな。
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週刊ポストの元記者が著者。で、現役時代に取材した芸能人たちのスキャンダルの裏側を暴露!とまでいかないけど、まあ事の真相って事だね。大西結花と失踪した事務所社長というのは面白かった。そもそも大西結花って名前自体10年ぶりくらいに聞いたし。昔は「スケバン刑事」とかやっててめちゃ人気あったのに。あの人は今的な面白さもある!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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