ブックキュレーター日本読書療法学会会長 寺田真理子
人間関係そのものに疲れてしまったときに回復させてくれる本
人間関係そのものに疲れてしまったとき、まずは本の中に心の安全圏を確保しましょう。温かな関係性を本の中に見つけて穏やかになれたら、日常でできるちょっとしたことで疲れをとっていきましょう。エネルギーが湧いてきたら、疲れてしまった原因を探って自分を見つめ直すきっかけにもできるように・・・そんな本をご紹介します。
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心の疲れをとるコツ
植西 聰(著)
「好かれたいと願いすぎて疲れている自分に気づく」など、考え方や気持ちの調え方のヒントと、日常生活にすぐに取り入れられそうな行動がまとめられています。各項目見開き2ページなので、疲れているときでも負担なく読めます。パラパラとめくって気になった項目を試してみると、元気をチャージできるはず。
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人間関係に疲れてしまうとき、もしかしたら自分が「箱」に入ってしまっているのかもしれません。箱に入っているとは、いったいどんな状態?そこからどうすれば出られるの?ストーリー仕立てで学べる本書で、これまで見えていなかった自分のことや、陥りがちな人間関係のパターンがたくさん発見できるでしょう。
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天才棋士と呼ばれた藤沢秀行。億単位の借金やギャンブル、酒、がん・・・数々のエピソードで記される破天荒な生き様にふれると、自分の物差しから離れることができます。そして夫人が秀行氏の酒による乱行や警察沙汰、借金取り、複数の愛人にも平然と処してきたのを知ると、自分の悩みも相対的に軽くなってくれるのです。
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読む薬 読書こそ万能薬
五十嵐 良雄(著) , 日本読書療法学会(監修)
適切な語彙が不足していたり、相手の感情を読み取れなかったりするために、コミュニケーションが難しくなっていることはありませんか。『ハリー・ポッター』を読むと偏見を持たれがちな人への見方が変わるなど興味深い研究を多数収録した本書は、読書によって人間関係をもっと円滑にする可能性を教えてくれます。
ブックキュレーター
日本読書療法学会会長 寺田真理子日本読書療法学会会長。長崎県出身。幼少時より南米諸国に滞在。東京大学法学部卒業。多数の外資系企業での通訳を経て、現在は講演、執筆、翻訳活動。 読書によってうつから回復した経験を体系化して日本読書療法学会を設立し、国際的に活動中。また、うつの体験を通して共感した認知症について、パーソンセンタードケアの普及に力を入れている。著書に『うつの世界にさよならする100冊の本』など。訳書に『認知症の介護のために知っておきたい大切なこと』『なにか、わたしにできることは?』など多数。http://www.bibliotherapy.jp/
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