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「迷宮と宇宙」をめぐる物語

世界が文字通り一つになった時代の文学の課題とは、一体どのようなものでしょうか? 時間と空間の隔たり、リアルとフィクションの差異を乗り越え、「翻訳」を介してさまざまなモチーフが一つに結ばれ合い、交響し合う。そこから、固有であることと普遍であることを架け橋する、宇宙と意識の根源を探究する特異な物語の群れが立ち上がってきます。

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  • 広漠たる太平洋を間に挟んだ新大陸アメリカと極東の列島日本。伝統的な世界観が崩壊しつつあるなか、新たな科学にもとづいて、「死者」たちが集うもう一つ別の世界についての物語が紡がれるようになりました。「迷宮と宇宙」を生涯の主題としたエドガー・ポオと平田篤胤からはじまる新たな世界文学史にして世界思想史がいまここに築かれなければならないでしょう。

  • 複製技術時代のはじまりを生き抜き、近代の文学そのものを体現すると思われるのがポオです。ホラーやミステリー、SFや現代詩など、たった一人で、現在まで隆盛しているほぼすべてのジャンルの起源となる作品を書き上げてしまいました。そうした作家が残した最大の作品が、「宇宙」の起源をめぐる華麗な散文詩。「世界文学」はここからはじまります。

  • 人間は眼に見える現実と、眼に見えない超現実という二つの世界を生きています。二つの世界はそれぞれ並行しながらも、一年に一度だけ一つに交わる。そのとき、有限と無限、物質と精神、客観と主観、人間と森羅万象といった区分は無化されてしまいます。折口信夫が生涯で唯一完成することができた小説は、そのような未曾有の光景を見事に定着させたものでした。

  • 三島由紀夫は、近代日本が孕んでいた可能性と不可能性の双方を体現してしまった作家でしょう。天上の聖なる世界に生まれた「貴種」が、地上の俗なる世界を彷徨する。いわゆる「貴種流離譚」を四度繰り返した上に、それをゼロに消滅させようとした「豊饒の海」は、現実の作家の生涯と虚構の作品の終わりを一致させてしまった空前絶後の試みとなりました。

  • 三島由紀夫の盟友であった澁澤龍彦もまた、自身の生涯と作品の完成を一致させてしまった希有な作家です。しかし、両者の有り様は正反対でした。澁澤が最後に自らを重ね合わせた高丘親王は、現実と虚構が入り混じる博物学的な世界への幸福な旅に出ます。「迷宮と宇宙」を経めぐる、ポオ、ヴェルヌ、ルーセルの系譜に連なる空想旅行記の傑作です。

1967年、東京都生まれ。文芸評論家、多摩美術大学美術学部教授。[主要著書]『神々の闘争 折口信夫論』(講談社)芸術選奨文部科学大臣新人賞、『近代論 危機の時代のアルシーヴ』(NTT出版)、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社)大江健三郎賞・伊藤整文学賞、『霊獣「死者の書」完結篇』(新潮社)、『場所と産霊近代日本思想史』(講談社)、『たそがれの国』(筑摩書房)、『祝祭の書物 表現のゼロをめぐって』(文藝春秋)、『折口信夫』(講談社)角川財団学芸賞・サントリー学芸賞、『大拙』(講談社)、『列島祝祭論』(作品社)、『迷宮と宇宙』(羽鳥書店)、『吉本隆明 思想家にとって戦争とは何か』(NHK出版)。

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