ブックキュレーター有斐閣 書籍編集第二部 四竈佑介
もし悩みがあるなら、この本があなたの味方になります
恋愛、家族、仕事、友人、病気、成熟・・・こんな世の中ですから、みんな何かしらの悩みがあるでしょう。同じような悩みでも「なんだそんなこと」とすぐに思える人もいれば、うじうじとずっと悩み続けてしまう人も。悩むのって人間らしいと思いますが、一人で立ち止まるのは、辛い。そんなとき、味方になってくれる本を紹介します。
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その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。 古代ローマの大賢人の教え
山本貴光(著) , 吉川浩満(著)
人間が直面する多くの悩みについて、2000年前にエピクテトスという哲学者が解決する方法を考えていたそうです。この本はその思想の基本的な考え方を軽妙な対話形式で解説しています。わかりやすく、とても本質的な思考方法を教えてくれるので、とりあえず誰にとっても試しやすい「悩み解決」の方法だと言えます。
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鴻上尚史は、もちろん同時代の人ですから、エピクテトスよりもずいぶん具体的に(ときには「病院に行ったほうがいい」といったことまで)相談者の悩みに寄り添い、あたたかく声をかけます。当代随一の演劇人は、市井の人の抱える問題を見通すことに優れ、それゆえ悩み相談の名手としても知られ、答えには安心感があります。
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写真家の幡野広志は、自身が末期ガンを患ってから相談を受けることが増えたといいます。腑に落ちないな、と思いながら本を手に取りましたが、読んでその理由がわかりました。今回紹介する本の中では最も普通の人の感覚に近いものの、独特の位置から相談者の悩みに答えて、一度きりの人生を生きるための助言をしています。
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正直に告白すれば、この本にかぎらず雨宮まみの本を定期的に開いて、励まされたり、慰められたりしています。説明するのは難しいのですが、彼女の文章や考え方には、いまを生きる人の精神的に深い部分に働きかける力があります。独特の深度で、心の柔らかいところと固いところの間隙に手を当てるような感触があるのです。
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ブックキュレーター
有斐閣 書籍編集第二部 四竈佑介編集者(学術書)。法律書で有名な有斐閣の「法律書以外」の編集部で仕事をしています。おもな担当分野は社会学。担当書に『質的社会調査の方法』『ファッションで社会学する』『社会学入門』『現代日本の「社会の心」』『ボランティアを生みだすもの』など。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(相関社会科学)。1984年生。https://twitter.com/RyShikama
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